愛媛大学法文学部 創立50周年記念誌
100/192

100第2部 法文学部の思い出 在校生の声新しい挑戦法文学部人文社会学科 3回生 枝廣 智子 私が法文学部での学生生活で思い出に残っていることは、この法文学部50周年の学生アンバサダーに参加し、様々な活動をしたことです。私は部活やサークルなど特に所属してなく、同学部の友達や知り合いの先輩があまりいませんでした。私が学生アンバサダーに参加しようと思ったきっかけは友達の誘いで、「やってみるか」という軽い気持ちで始めました。しかし、実は友達や先輩が増えればいいなと期待もしていました。学生アンバサダーには多くの先輩だけでなく、先生方も関わっており、普段の生活では関わることのない人と話をすることができました。先輩方とは、普段の生活で声をかけてもらえることもあったり、就活についての経験も聞きました。学生アンバサダーについての話だけでなく、将来の話などなかなか聞けない話ができ、頼れる先輩を持てたことはとても良かったと思います。 私が学生アンバサダーとして活動した中で一番思い出に残っていることは、4月に開催したマスコットのお披露目会です。この企画はアンバサダーとしての最初の活動で、自分たちで内容を考えて成功させたので思い出に残っています。自分たちが選んだマスコットキャラクターがみんなにどう評価されるのか、人は来てくれるのか、クイズは楽しんでもらえるのかとても不安でしたが、アンケートで良い感想や提案をいただき、達成感のあるイベントとなりました。私は今まで自分たちでイベントを企画したことがなく、どうすればよいか分からなかったのですが、先輩方のリードのおかげでやりきることができました。こんな初めての経験ができたのもアンバサダーに参加したからです。 私はこの学生アンバサダーに参加してから、残りの学生生活を充実したものにするために、「今しかできないことをしよう!」と思うようになりました。だから今回この記念誌への寄稿の話を聞いた時、友達の影響もあったのですが、今後こういう機会はないかもしれないし、形として思い出に残せると思い、書くことに決めました。他にも大学外の団体に加入したり、ボランティア活動にも参加し、行動に移すことを心がけています。 学生の皆さんのなかにも私のように授業に出て、バイトに行っての繰り返しの学生生活を送っている人は少なくないと思います。私は学生アンバサダーに参加して、参加していなかったら絶対経験できなかったであろうことを経験することができたので今は参加して良かったなと思います。だから、どんなきっかけでもいいので新しいことに挑戦して、いろいろな経験をしてほしいと思います。ゼミの仲間と香川県にドライブ。皆と仲良くなれた良い機会だった(栗林公園)

元のページ  ../index.html#100

このブックを見る