愛媛大学法文学部 国際交流報告書2015
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ごあいさつ 2015年度も、総合政策学科では、さまざまなフィールドにおいて多彩な国際交流活動が繰りひろげられました。 多彩な諸活動に共通するのは、座学と実践が関連付けられていることです。「座学に裏打ちされた実践」や「実践を見据えた座学」が展開されたと言ってもよいでしょう。学生たちは、言語や感性や発想法などの相違という壁を越えて、外国の方々と協働して何かを創り出す作業に、懸命に取り組んで来ました。そしてこうした体験を通して、学生たちは、学問的な専門能力と社会的な汎用能力に磨きを掛けました。 もちろん、活動に取り組むなかで、学生諸君には様々な苦労もあったでしょう。でもその苦労は、決して「苦役」ではなく、希望とやりがいを感じる生き生きとした苦労であったことが、本冊子に収録されている諸報告からも伝わってきます。このような学生の姿を目の当たりにすることができるのは、教員として何ものにも代えがたい大きな喜びです。 以上のような諸活動を展開するに当たりましては、多くの方々のお世話になりました。引率してくださった先生方、学生たちを受け入れてくださった現地の皆様に、心から感謝申し上げます。また、資金面での補助をいただいた愛媛大学(国際連携GP経費)や法文学部(部局長裁量経費)、そして法文学部後援会にも、厚く御礼申し上げます。  さて、2016年度の学部改組により、法文学部は人文社会学科の1学科になります。学部が一丸となって、国際交流活動や海外研修活動を、さらに充実したものにしていくことが期待されています。未来に向かって、世界に向かって羽ばたこうとする学生たちをしっかり支援するため、教員も気を引き締め直さなければならないでしょう。愛媛大学法文学部総合政策学科国際交流委員長       楢林建司

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