愛媛大学法文学部 青い地球交流記2017
13/20

留学体験記!!留学体験記!!●●●●●●●●●●●●●●OURSTUDYABROAD私たちの留学私たちの留学平成29年度のフィールドワークは、アメリカかウガンダを選択することができ、私はアメリカを選択しました。なぜかというと、小さな頃から初めて海外に行くならアメリカがいい、アメリカの英語を直接現地で感じてみたいと思ったからです。その選択は良くも悪くも私にとって良い経験となりました。まず、悪かった点としては、どれだけ日本で勉強してきていても、現地では様々な訛りや言葉の速さでついていけなかったことです。また、良い点としては、自分の英語力の足りなさをみんなが優しくカバーしてくれたことだと思います。もちろん、ボディーランゲージで表現したこともありますが、ゆっくりはっきり話してくれたり、あまり難しい表現を使わないようにしてくれたりと、様々な場面で、様々な人が丁寧に接してくれました。現地の人々の優しさを感じるとともに、自分たちが今まで研究してきた内容をメリーランド大学の学生たちに発表したり、戦後の検閲済みの日本書物が保管されているプランゲ文庫を閲覧させてもらったりと、幅広い教養や実になる勉強ができたように思います。個人的に最も印象に残っているのが、JASAの人たちやアメリカの案内をしていただいたナディアさんとの交流です。JASAの人々はメリーランド大学の学生であり、日本の文化に興味を持っている人が多くいて、一緒に夕食をとったり、その後に色んなワシントンの名所に連れて行ってくれたりしました。日本語が流暢な人も多く、お互いの文化の話で盛り上がり、とても有意義な時間を過ごせたように思います。また、ナディアさんは、ショッピングや私たちの研究対象である現地店舗調査に付き合ってくれ、スムーズに観光や勉強をすることができました。道に不慣れな私たちを優しくエスコートし、色々なことを一緒に体験することで、とても良い友好関係が築けたと思います。初めての海外であったので、時差ボケや体調不良などに悩まされましたが、そういったしんどさが吹き飛ぶほど貴重な経験をすることができました。これから海外に行かれる方は、安全を第一に、思いっきり勉強して思いっきり楽しんで欲しいと思います。■滞在国(都市):アメリカ(メリーランド)■期間:7日間フィールドワーク■3回生 宇都宮 悠那大学前にて大学前にて授業風景授業風景赤い土。周りはみな黒人。遂にアフリカ・ウガンダに来たのだと、羽田を飛び立って約17時間後、飛行機から降りた瞬間胸が高まりました。ウガンダ・フィールドワークは、グローバル・スタディーズ・コースの必修科目である「海外フィールド実践」として行われ、本コースの3回生7名が参加しました。『コーヒー・コットン・シアバターの生産と消費』というテーマのもと、前学期に事前準備として国内調査を行い、それに基づいて考案したリサーチクエスチョンを実証するために現地調査を行いました。3つの分野はウガンダの主な生産品です。それぞれの生産過程に問題点を見出し、どうしたら生産者の利益が増えるかを重点的に考えました。一例を挙げると、コーヒーでは副産物ビジネスを考えました。具体的には、コーヒー豆を覆う果皮を乾燥させたものでコーヒーチェリーティーを作り、試飲調査を行いました。現地では基本英語。各学生に現地のリサーチアシスタントが1人つき、今回の調査を全面的にサポートしていただきました。彼らとの伝達手段ももちろん英語で、もっと英語ができればと何度も思いましたが、下手でも伝える姿勢を大事にし、積極的にコミュニケーションを図りました。ウガンダではルガンダ語やスワヒリ語も使われており、通訳していただくこともありました。彼らのおかげで、スラム街や首都から車で7時間かかる村、農園を訪問し、企業の方や生産者の声を直接聞くことができました。彼らなしでは今回の調査は成り立っておらず、本当に感謝しています。一番大変だったことは、シャワーです。ゲストハウスの部屋には、蚊帳付きベッドとバスルームがあり十分きれいだったのですが、シャワーの水圧には驚きました。蛇口を少しだけひねったら出るくらいの量なのです…。さらに、初日以外女子部屋だけお湯が出ないという事態に見舞われましたが、今となっては面白いエピソードです。普段いかに水を大量に使っているかを感じました。研修を振り返り、目的を達成できたことはもちろん、多くの発見があったことに喜びを感じます。これまで無意識に抱いていた様々な物事に対する偏見に気付いたことも、自分の中では大きな発見です。現地で関わったすべてのウガンダ人は、とても温厚で、ユニークで、親切な方々ばかりでした。一概には言えないことは日本でも同様なことです。その国の人々を知ることは、その国の文化を知ることにもつながることを改めて学びました。私はウガンダに行ったことのある1人の人間として、これからあらゆる場面でウガンダの魅力を発信できるのだと感じています。とても貴重な経験ができた12日間でした。■滞在国(都市):ウガンダ■期間:12日間フィールドワーク体験記■3回生 桜井 みのり調査初日のスラム街にて調査初日のスラム街にてビクトリア ナイル川にて。猿の群れに遭遇!ビクトリア ナイル川にて。猿の群れに遭遇!コーヒーチェリーティーの試飲調査の様子コーヒーチェリーティーの試飲調査の様子my experience in UGANDAmy experience in U.S.A.Study abroad brochure 201712赤道直下でポージング!赤道直下でポージング!プレゼンお疲れ会プレゼンお疲れ会ホワイトハウス前にてホワイトハウス前にて

元のページ  ../index.html#13

このブックを見る