愛媛大学法文学部 青い地球交流記2017
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Study abroad brochure 201715留学体験記!!留学体験記!!●●●●●●●●●●●●●●OURSTUDYABROAD私たちの留学私たちの留学ドイツ・フライブルク大学での語学研修は、大学に入学してからの目標の一つでした。大学でドイツ語を学び始め、気がつくとドイツという場所が自分にとって特別なところになっていました。中でも、フライブルクは松山市と姉妹都市なのでなじみ深く、ドイツ南西部にあり、フランスやスイスと非常に近いという点も魅力的で留学を決意しました。そして、フライブルク大学は国内で5番目に古い大学ということもあり、1457年からの歴史を感じる校舎と現代的なデザインの図書館や食堂に囲まれ、1ヶ月の語学研修を終えました。毎年行われる語学研修「夏大学(Sommer-Universität)」では、英語とドイツ語のコースが選べます。平日の午前に必修授業があり、午後には選択授業やレクリエーションプログラムがあります。ドイツ語のコースには日本人対象のクラスと国際クラスがあり、私が参加した国際クラスでは約10ヶ国から集まった18人のクラスメイトと共に、ドイツ語の文法や口頭表現を学びました。午前の授業は昼の1時頃に終わるので、カフェやレストランで昼食をとり、午後は書店巡りや映画を観に行くなどして自由に過ごすことができました。週末には授業がないので、列車で小旅行をしたり、国境を越えフランスへ行ったりもしました。必修授業では、教科書を使いながらペアワークや全体での意見交換を行いました。周囲の人々が間違いを恐れず前のめりになりながら自己主張している様子からとても刺激を受けました。また、日替わりで先生おススメのお菓子を食べながらの授業は最終日まで新鮮でした。授業で学んだことはもちろんですが、ドイツでの経験で最も記憶に残っていることは、人との出会いです。買い物中、お店の方の手が空いたら何でもいいので商品について質問をしました。教会の前で古本市を開いていた方に本の内容について尋ねた際は、そこから好きな本の話や互いの関心についての話になりました。帰国前、空港行きの列車で荷物を運ぶのを手伝ってくださった方々と、学生時代の思い出やドイツでの暮らしについて話しました。名前も聞かないまま別れてしまった人もいますが、一つ一つの出来事を今もはっきりと覚えています。今回の語学研修で学んだことは、一言では言い表すことができません。それらは今すぐに実になるものばかりではなく、時間をかけてのちに気づくこともきっとあるのだと思います。26日間毎日が挑戦の連続で、参加することができて本当によかったです。ワインの名産地 フライブルクワインの名産地 フライブルク路面電車が走る中心街路面電車が走る中心街コース最終日コース最終日■滞在国(都市):ドイツ(フライブルク)■期間:26日間26日間毎日が挑戦の連続■3回生 西原 結友高校生の頃から、大学生になったら絶対に海外に行ってみたいとずっと考えていました。英語が大好きで、実際に海外に行ってみて英語をもっと勉強したいという思い、そしてまた映画や海外ドラマで見るような、海外の街や建物、そして、そこで生活している人々に昔からとても憧れていました。初めてカナダに着いて最初の1ヶ月、2ヶ月は、今まで経験したことのないことばかりで戸惑いの連続でした。英語が好きで得意分野だったはずが、今までほとんど読み書きの勉強しかしてこなかった私は、中学校や高校でとっくに習っているはずの簡単な単語さえ、まったく口にすることができませんでした。また、ほかの国から留学に来ているクラスメイトたちは、私と同じように母国語が英語じゃないにも関わらず、みんなどんどん自分の考えを発言していました。でも、その英語をよく聞いてみると、正しい文法で話している人はほとんどいませんでした。そして、毎日学校で勉強していくうちに、頭で考えて発言することよりも、とにかく英語を話してみることが何よりも大事なことだと気づきました。英語を勉強するために来ているんだから、間違うのは当たり前。黙って落ち込んでいても何も変わらない、そう思いました。そう思い始めた頃、学校の近くの図書館で同じ学校に通っているロシア人の女の子と出会いました。たまたま近くの席に座っていて同じ教科書を持っていたことから、声をかけてみて連絡先を交換し、それから毎日一緒に過ごすようになりました。その子の同じクラスだったブラジル人の女の子も加わって、私たちのことを“Sisters”といつも言っていました。3人で過ごした時間は本当に楽しくて宝物です。日本に帰国してもう1年以上たった今でも2人とは、連絡を取り合っています。きっと3人とも正しい英語は話せていなかったと思います。でも下手でも間違っていても、日常生活の中でどんどん英語を使っていくことで、私の英語を話す力は確実に伸びていったと思います。そのおかげで授業でも自分の考えを進んで発言することができるようになり、私の留学は、カナダに来たばかりの頃より充実したものになりました。自分から行動して前に進めたことで自分の中で何かが変わったことも実感することができました。カナダから飛行機で1時間ほどで行けるニューヨークにも行きました。世界でトップクラスの大都市は、本当に輝いていて街のどこにいても、まるで映画の中にいるみたいで夢のようでした。カナダでは過ごした6ヶ月間は、今までの人生の中で最も濃い6ヶ月間で、一生忘れられないものになりました。初めは挫折も経験するかもしれません。でも必ず自分の人生において大きくステップアップでき、新しい自分を見つけることができる経験ができると思います。皆さんもぜひ挑戦してみてください。NYのブルックリンブリッジNYのブルックリンブリッジ■滞在国(都市):カナダ(トロント)■期間:6ヶ月憧れの海外留学■4回生 小田原 早彩my experience in CANADAmy experience in GERMANYケルン大聖堂ケルン大聖堂友だちとクラブでハロウィンパーティー友だちとクラブでハロウィンパーティーSistersSisters

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