山本 寛英准教授

やまもと ひろつね / YAMAMOTO Hirotsune

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専門分野:行政法
教員からのメッセージ
 私が何十年か前に大学に入ったときに,法律の勉強をするなどとはゆめにも思ってもいませんでした。唯一,教養科目で受講した「法学」の成績は「可」でした。そんな私が今は法律学の先生をやっている。人生とは不思議なものです。
 大学では,これまでとはすべてが変わると思ってください。誰も何も教えてくれません。答えが示されないばかりか,問題すらも自分で発見しなければなりません。また,みなさんはこれまで,すべてのものが他者から与えられる立場でした。でも,大学を卒業したら,与える立場に立たなければなりません。そのためには4年間何をすべきなのでしょうか。
 今までに経験のないことを始めるとき,最初の一歩を踏み出すことが最も嫌で苦しいものです。二歩目は一歩目よりいくらか楽です。三歩目はさらに楽になります。それが「力がつく」ということです。嫌なことから逃げ回って過ごす4年間と,たくさんの「初めて」を楽しみながら経験する4年間,みなさんはどちらを選びますか。
 「行政法」は,決して「覚える」ものではなく緻密かつ論理的に「考える」ことが必要な法律学の中でも,ことさらにそのことが求められる学問領域です。これまでに勉強してきたことはほとんど役に立たない代わり,深く考察する作法を身につければ,実力が伸びる可能性も無限大です。「権力」という怪物を如何に統制すべきか,暮らしやすいまちづくりのためにはどんなしくみが必要なのか,一緒に考えてみませんか。
 私自身について一言。永く,冬場は雪に閉ざされる土地に住んでいたので,愛媛で雪のない冬を過ごせるのがとても幸せです。基本的にどこにでも自転車で行きます。古い町並みとモダンアートと自由を愛します。拘束されるのが嫌いなので,携帯電話を持ちません。学部を問わず,議論が好きな方はぜひお訪ねください。