兼平 裕子教授

かねひら ひろこ / KANEHIRA Hiroko

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専門分野:税法・行政法
教員からのメッセージ
 学生のみなさんと同じ年齢の頃,大学で本当に勉強したかったのは法律ではなかったので,学部の勉強は可能な限り手抜きしていました。30年以上前の大学は,「ゆる~い」モラトリアム地区でしたので,それで何とかなりました。卒業して社会人になって,好きな英語に関わる仕事をしていたので,それはそれで満足していましたが,30代の頃,家人が転勤になりそれまでの仕事をやめたこと,そして,ある日の新聞記事で「私の退職金の使い方」を何気なく読んだことが,人生のターニングポイントになりました。平成元年頃の話です。それ以降,目の前にあること,自分にできることをやっていたら,主婦から大学教授になったのですから,人生どう転ぶかわかりません。人生訓として言えることは「壁を作らず,できることはやってみる」ことです。失敗したらそのときのことです。
 大学2年のとき,カタカナ書きの民法をみて,何一つ日本語の意味が分からなくて挫折した経験がありながら,いま教える立場になっているのは人生の不思議です。「法律は世の中のルール」に尽きます。社会経験のない20歳前後の学生さんに,世の中のルールがどれほど実感としてわかるのか,忸怩たるところはあります。しかし,将来の人生設計と結びつけ,法律学を選んだ限りは頑張ってください。現在の勉強は,卒業後は間違いなく,全てが役立ちます。
 税法も,環境法も,行政法も,実学です。座学の勉強ももちろん大切で,地道な努力なくして道は開けませんが,できる限り,学生さんに実社会と接する機会を作ってあげようと思っています。国際的には,国連気候変動締約国会議COPへのオブザーバー参加,ソウルのローファームでのインターンシップ,国内では,環境NPOでのインターンや顕著な先進事例となっている地方自治体への見学(大分・由布院,徳島・上勝町,香川・豊島等)もやっています。