大野 一之准教授

おおの かずゆき / ONO Kazuyuki

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専門分野:英米文学
教員からのメッセージ
 アメリカの小説と映画を中心として,英米の文学と文化を楽しく学んでいきたいと考えています。小説好きや映画ファンで,その上英語が得意であれば申し分ありませんが,英語が少々苦手でも,何とかなると思います。"Tomorrow is another day."の心意気です。ここはアメリカ的楽天主義を見習いましょう。
 研究対象としては文学だけでなく映画などの幅広い文化現象も取り上げていくつもりです。メディアの進歩は世界に大きな変化をもたらしています。その結果,言語芸術の文学よりも映像芸術の映画に親しむ人が増えてきているかもしれません。19世紀末に誕生した映画は今日では,映画館だけでなく,テレビやビデオ,さらにはインターネットによってますます身近な存在になってきています。映画は文学と同じように,ある時代・社会の価値観やライフスタイルだけでなく,人間の無意識の願望や不安も反映しており,文化研究の格好の素材だと言えます。また,名作映画の多くが,文学作品を原作としている事実からもわかるように,映画は創作と批評の両面において文学の遺産を引き継いできた側面もあるのです。
 グローバル化した21世紀,人類は,多文化の対立と共生,環境問題など,地球的規模の深刻な課題に直面しています。このような問題に取り組みながら現在のボーダーレスな世界で生きていくためには,外国語をはじめ,メディアリテラシー,グローバルリテラシー(国際対話能力)などさまざまなリテラシーが求められますが,文学や映画は,このようなリテラシーを身につける上で最適の素材でしょう。異文化を理解し,英語や情報を活用する能力を磨きながら,それぞれの関心や目的にしたがって,テーマを見つけ,深く追究していただきたいと願っています。