立川 信子教授

たてかわ のぶこ / TATEKAWA Nobuko

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専門分野:フランス言語文化
教員からのメッセージ
 19世紀から20世紀の小説,印象派の絵画などは現代の日本人にもなじみ深いものが多いです。アンドレ・ジッドの小説などの研究を日本やフランスでしてきました。小説の変革だけでなく,社会通念に背を向け続けた作家が第三共和制の一時期を代表する知識人という逆説がフランスのおもしろさです。最初に留学した南フランスや学生生活をすごしたパリには,さまざまな思い出があり,フランスの社会の意外な面を見ました。カナダのフランス語圏での研修では,フランス文化の別の側面をみることができました。
 フランスは文化的な豊かさに加えて,失業,人口の高齢化や移民問題など日本で生じる問題を先取りしていることが少なくありません。フランス文化を学ぶことはフランス語の習得に役に立つだけでなく,文化のもとにある思考の仕方を学ぶことになり,多角的な見方ができるようになるでしょう。また,小説や映画は,人間や社会を写す鏡でもあり,逆に社会に大きな影響を与えてきました。文学は,歴史,哲学,芸術,心理学,社会学などと深く関連しています。
 卒論や修論は各人が自分の関心に応じて取り組んでいます。文学の作品論,文化論,比較文学論,芸術論,クレオール文学論,ことわざ論,アニメ論,移民問題のような社会問題研究など,さまざまです。留学,ワーキングホリデー,大学院進学,就職と進路もさまざまです。これからも興味深い取り組みを期待しています。