教育理念

人文科学専攻は、人文諸科学の理論及び応用を研究し教授することを通して、人文諸科学に関する高度で専門的な知識と能力を有し、かつ広範な学際的視野を合わせ持ち、適切な問題解決能力を備えた、「高度専門職業人」及び「高度で知的な素養のある人材」を育成することを目的としています。この目標は、以下のディプロマ・ポリシーに具体的に示されています。

2つの教育研究領域

1. 人間文化研究人間文化の深層の究明、人間文化と科学の調和、地域社会の文化の研究

人間の生み出した文化を様々な観点から捉え直し、多角的な教育研究を行います。人間の存在の意味、倫理や宗教の役割、芸術の理解の方法、人間の行動原理、社会の中の人間関係の仕組み、自然環境の中で営まれる地域の生活、文化財の調査研究、日本・アジア・欧米の社会の変動の歴史、こうした問題領域は、相互に複雑に絡み合っています。根源的な深層から表層的現象にいたる文化の諸相を、専門的・学際的に研究してゆきます。

2. 言語文化研究言語コミュニケーションの深化、想像力と知性の融合、言語文化の研究

文化を形成する上で極めて重要な役割を果たす言語を中心に据えて、日本・アジア・欧米の言語文化にアプローチします。言語の機能や構造を様々な言語について考えることによってそれぞれの言語の特性が明らかになります。また、言語によって構成された芸術である文学とそれを生み出す文化を総合的に学ぶことによってそれぞれの文化的特質が見えてきます。言語の運用能力を伸ばしながら、異文化を理解する文化的感性を高める教育研究を行います。

求める学生像と選抜方法めざしている人材育成

ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針、卒業時に必ず身につける能力)

  1. 知識・理解
  2. 人文諸科学に関する高度で専門的な知識を有する。
  3. 思考・判断
  4. 人文諸科学の学問領域の高度な研究方法と学際的視野をもって、自ら設定した課題について考察することができる。
  5. 関⼼・意欲
  6. 高度な専門の知を実社会との関わりの中で検証し、自分の役割を自覚することができる。
  7. 態度
  8. 高度な専門の知を実社会に応用することによって、知識基盤社会を支えることに貢献できる。
  9. 技能・表現
  10. 高度で専門的な知を社会一般に向けて的確かつ簡明に伝えることができる。

カリキュラム・ポリシー(上記の能力を身につけるためのカリキュラム)

「人間文化研究」と「言語文化研究」の2つの教育研究領域を置いて教育研究を行います。

「人間文化研究」では、人間存在の意味、倫理や宗教の役割、芸術理解の方法、人間の行動原理、社会の中の人間関係の仕組み、自然環境の中で営まれる地域の生活、文化財の調査研究、日本・アジア・欧米の歴史、といった様々な視点から人間の文化を捉え直し、根源的な深層から表層的現象にいたる文化の諸相を専門的・学際的に探究する教育研究を行います。

「言語文化研究」では、言語の機能や構造を様々な言語について考え、また、言語によって構成された芸術である文学とそれを生み出す文化を専門的・学際的に探究することによって、日本・アジア・欧米の言語文化の特質を解明します。あわせて、言語のより高度な運用能力を育成し、異文化を深く理解する文化的感性を高める教育研究を行います。

両教育研究領域とも、必修科目として「人文研究基礎論」2単位、「人文研究実践論」2単位及び指導教員(主指導教員と副指導教員の2人)の担当する「課題研究」4単位と「演習」4単位、選択必修科目として人文科学専攻の開講科目から12単位以上、選択科目として法文学研究科の開講科目から6単位以上、以上合計30単位以上を履修します。この際、一般選抜及び外国人留学生特別選抜の学生は「特論」を6単位以上、社会人特別選抜の学生は「特論」を4単位以上履修することになっています。また、指導教員から研究指導を受けて、修士論文を作成します。

アドミッション・ポリシー(上記のカリキュラムで学ぶために必要な力)

  1. 知識・理解
  2. 人文諸科学の専門的な学問内容及び方法について、学士課程修了相当の基礎的な知識を有している。
  3. 思考・判断
  4. 人文諸科学におけるいずれかの専門領域の研究方法を用いて、自ら研究課題を設定することができる。
  5. 関⼼・意欲・態度
  6. 人文諸科学の高度な研究に関心を持ち、身につけた専門的な知によって、生き生きとした知識基盤社会の発展に寄与したいと考えている。
  7. 技能・表現
  8. 自らの研究テーマについて、口頭表現や文章表現によって、的確に伝えることができる。

選抜方法(上記の力を有する者を選抜するための方法)

一般選抜
各専門分野の研究に必要とされる基礎的な知識や理解力をみるために、「専門試験」を課します。ただし、専門分野によっては、「専門試験」の中で外国語の読解力等をみる場合があります。
「口頭試問」では、各分野の研究に必要とされる基礎的な知識や理解力をみるとともに、研究意欲や研究計画等についてみます。
社会人特別選抜
「専門試験」と「口頭試問」は一般選抜と同じです。
外国人留学生特別選抜
各専門分野の研究に必要とされる基礎的な知識や理解力をみるために、「専門試験」を課します。ただし、専門分野によっては、「専門試験」の中で修学上必要な日本語の読解力や運用能力等をみる場合があります。
「口頭試問」は一般選抜と同じです。
専門試験
受験の際には、以下の科目から1科目を選択してください。
哲学・倫理学(日本思想史、心理学を含む)、表現文化論、社会学(文化人類学を含む)、地理学、考古学、日本史、東洋史(東南アジア文化論を含む)、西洋史、言語学(朝鮮言語文化論を含む)、日本語学・日本文学(比較言語文化論を含む)、中国文学・中国思想、英語学(英米コミュニケーション論を含む)、イギリス文学・イギリス文化、アメリカ文学・アメリカ文化、ドイツ文学・ドイツ文化、フランス文学・フランス文化
オープン型選抜
学修への適性と潜在的能力の有無及び学修意欲の旺盛さと学修計画の堅実さを重視し、専門試験等は行わず、研究計画書の記載内容等に応じた「小論文」と「面接」を課します。

※詳細は「法文学研究科(修士課程)学生募集要項」をご参照ください。