愛媛大学法文学部 国際交流報告書2015
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28月31日(高雄市)L.S.氏聞き取り(国際結婚・国際移民),Y.X.氏聞き取り(国際結婚・国際移民)高雄市立小港病院視察,同病院ホスピス担当者(主任他)聞き取り,榮總安寧病房,同病房事務局長聞き取り,高雄応用科技大学学長との面談9月1日(高雄市)三民公園視察,同公園に集う老人達への聞き取り(多数のため略称を省略),高雄医科大学付設中和記念病院「心圓」視察,同護理師L.L 氏他聞き取り,保安堂視察,同堂守聞き取り,高雄銀行發展処襄理C.Y.氏聞き取り,外籍勞工諮詢服務中心担当者Y.L.氏ほか聞き取り,勞動部勞動力發展署担当者Q.R.氏ほか聞き取り9月2日(高雄市)金山寺視察,同住持S.L氏聞き取り,Z.X.氏聞き取り(国際結婚・国際移民)YH當舗L.Y.社長ほか聞き取り,WT當舗P.Z.社長ほか聞き取り,高雄応用科技大学の学生・教員との総括討論会9月3日社團法人高雄市達仁長期照護促進協會理事長D.W.氏聞き取り,福禄寿老年高齢事業責任者W.B.氏聞き取り,高雄応用科技大学学生とのお別れ会9月4日(高雄発) ここ十数年にわたりフィールドワーク,国際フィールドワークを担当してきた。いうまでもなく,フィールドワークは総合政策のカリキュラムの軸である。はからずも,今回が愛媛大学で担当する最後となった。感慨迫るものがある。これまで,中国,香港,台湾で行ってきたが,できる限りのことはやり遂げた,というささやかな自負もある。とりわけ,本学の学生と台湾の学生が,中国からの留学生を交えつつ見事な連携・協力関係をつくりあげたことは,望外の喜びでもあり,若者たちにこれからの大きな可能性を見出した気がしている。 ただ,悲しむべき状況もある。先日,「愛媛大変わる」なかでのパンフレット「愛媛大学法文学部 GUIDE 2017」をみた。協定校に薛氏の母校でもある「國立高雄第一科技大学」の名が無い。また,4年前にお世話になった「香港大学」の名も無い。どちらも間違いなく全学と法文学部の協定校のはずである。 香港大学の協力を得たフィールドワークには,いろいろと思いが深い。優秀な先方の若手協力者に恵まれたこともあり,一部の社会学者も刮目する成果を上げることができた。「フィールドワークのおかげで徳島新聞に決まりました」と研究室に飛び込んできた女子学生の姿が忘れられない。「フィールドワークが僕の出発点です」と大学院で学ぶことを決意した男子学生もいた。彼は東京大学大学院の修士課程から博士課程に進学している。ここでは取り上げなかったが,高雄第一科技大学とのそれについても,変わる所は無い。 いろいろと心配りをしてくださった第一科技大学の陳学長,香港大学の王院長(前任)のことを思うと,また諸先生方の事を思うとやりきれない気持ちばかりが残る。まさに,「変わる」なかで,去るべき時なのかと実感している。ただ,「変わる」というのであれば,よき方向に変わることを望むばかりである。3.フィールドワークの1コマ4.国際フィールドワークを締めくくるにあたってお葬式に参加してお手伝いさんに聞き取り社長さんはお疲れ,こちらは必死必死の聞き取り台湾の先生方に詰問されてやっと終わった

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