愛媛大学法文学部 青い地球交流記2015
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Study abroad brochure 2015123回生の後期から1年間大学を休学して、英語上達のためにオーストラリアとイギリスの2ヶ国に留学に行きました。初めての留学、ホームステイ、寮生活など、初めてのことばかりで滞在中、挑戦の連続でした。オーストラリアでは最初のクラス分けテストで思うような結果が出ず自分の実力を思い知らされました。コミュニケーション、リスニング、リーディング・ライティングの3つがそれぞれ7段階にレベル分けされていて、その中で、コミュニケーションは下から2番目でした。でも、それからは、自分のできていないことをしっかり見るようになりました。特にコミュニケーションに力を入れて臨みました。先生方はとても明るく、そして親身になってアドバイスをしてくれました。徐々にクラスが上がっていくのがとてもうれしかったです。授業も頑張りながら、週末や長期休暇には、アデレード内外いろいろな場所に行きました。オーストラリアは、海や森、自然がどれも壮大なスケールです。なんと、学校の敷地の中に野生のコアラもいました。イギリスでは、自分でもっともっといろいろなことに挑戦しようと思っていました。パブでの勉強会(おしゃべりがメイン)や日本語の勉強会、小学校のボランティアに参加して、英語で日本語や日本のことを教えたりしました。そこでイギリスだけでなく様々な国の友達もできました。日本語の勉強会のメンバーはみんなの日本語の勉強より、私の英語の勉強のほうに時間をとってくれているのでは、と思うくらいでした。私はずっと吹奏楽でホルンを演奏していたので、それを生かして地元のオーケストラに参加して毎週練習に参加しました。気晴らしをしながら勉強も一緒にしている感覚でした。それぞれの音楽用語は英語でどう言うか全然分からないまま参加したのですが、自分の好きなことなので一層理解したいという気持ちが強く、親切なメンバーのおかげで楽しく活動することができました。小旅行としてイギリスでも、イングランドだけでなく、スコットランド、ウェールズにも行ってきました。ふりかえると、語学学校だけでなく、友達とカフェやパブで過ごした時間、オーケストラでの時間が自分にとって有意義なものだったと思います。数え切れないほどの失敗や間違いもしましたが、挑戦あってこそだと思います。そして、自信がなくても、まずやってみることが大切だと思いました。私は今回、行動あってこそいろいろなものを得ることができたと思います。my experience inAustralia & the United Kingdom挑 戦■滞在国(都市):オーストラリア(アデレード)+イギリス(マンチェスター) ■期間:11ヶ月 ■4回生 吉本 春菜私はLiverpoolに留学することは、運命だったと感じています。なぜなら、Liverpoolでの生活に驚くほど自然に馴染め、一生忘れることのない経験をしたからです。Liverpoolでは、私の大好きなTheBeatlesを至る所で感じることができました。また、ロンドンに次いで博物館、美術館が多い都市でもあり、Englandの文化や歴史を味わうこともできました。このLiverpoolで、私が有意義な留学生活を送ることができたのは、家族や友達のおかげだと思っています。お父さんとお母さんは、私が生活で困ったことがあればいつも親身になってサポートしてくれました。休日にはショッピングをしたり、カフェに行ったり、散歩をしたりし、振り返れば、多くの思い出が心に浮かびます。一緒に映画やドラマを見たり、ご飯を食べながらおしゃべりしたり、日常の何気ない出来事でさえ私にとっては宝物のような時間でした。おばあちゃんや親戚の方々とお会いする機会もあり、素敵な出会いがたくさんありました。わずか4ヶ月の間でしたが、私達の絆は永遠だと感じています。最後の日にお母さんが、「これは終わりではなくて始まりだからね」と言ってくれたことが本当に嬉しく、心に残っています。毎日通った語学学校では、日本人は私の他に1人しかおらず、世界中の友達と出会えました。留学した時期が年末だったので、留学生の数が少なく、私のクラスはいつも5、6人で授業をしていました。小さいクラスだからこそ、クラスメイトや先生との距離が近く、積極的に授業に参加できました。また、先生の話すイギリス英語だけではなく、クラスメイトの話すフランス、イタリア、ポルトガル、トルコ、中国訛りの英語に触れたことも良い経験になりました。正直なところ、私は留学する前、外国人と仲良くなり、心が通い合うことがあるのだろうかと不安に思っていました。しかし今、私は親友と呼べる外国人の友達がいます。生まれ育った国や文化が違っても、その違いが面白いし、魅力的だと実感しました。大切な友達とのコミュニケーションツールとして使う「英語」は、私にとってますます心近い言語になり、抵抗なく素直に英語が話せるようになったと感じています。私は日本に帰ってからも英語が恋しく、ほぼ毎日電話とメールをしています。日本にいても、英語で世界の友達と繋がれるということに幸せを感じる日々です。Liverpoolは私にとって大切な家族が住む、思い出のたくさん詰まった故郷になりました。ジョン・レノンの像と一緒にジョン・レノンの像と一緒に劇場にてお母さん、おばあちゃんと劇場にてお母さん、おばあちゃんと語学学校にて先生、クラスメイトと語学学校にて先生、クラスメイトとmy experience inthe United Kingdom大好きな街、人に出会ったLiverpool留学■滞在国(都市):イギリス(リバプール) ■期間:4ヶ月 ■3回生 美口 由希先生とクラスメイトたち先生とクラスメイトたちスタディーグループの友達とBBQスタディーグループの友達とBBQワイルドライフパークでコアラとワイルドライフパークでコアラと小学校でボランティア小学校でボランティア

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