愛媛大学法文学部 青い地球交流記2015
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Study abroad brochure 201514昨夏、約1ヶ月オーストラリアに留学してきました。ここではその中でも印象に残っている2つの思い出を紹介したいと思います。1つは学校生活での出来事です。授業は毎日とても賑やかでした。アラブ系や南米の人達が常に手をあげて発言していて、先生とのやり取りの中で授業が展開されます。僕は初め、国の違う初対面の人達の中でその積極性についていけず中々クラスに馴染めませんでした。国はもちろん、文化も考え方も違う人達に囲まれて完全に縮こまっていました。そんな状況を打破するきっかけになったのがスポーツです。放課後は毎日グラウンドで様々なスポーツが行われ、僕もそれに加わっていました。僕はある程度運動に自信があったのと大の負けず嫌いだったので、そこでは周りが外国人だろうと大声で名前を呼び、声を掛けました。するとある日、ペルー人のクラスメイトから「今日はおれのチームにきてくれよ、サムライボーイ」と笑顔で言われました。あの時の嬉しさは一生忘れません。そして、それまで様々な違いに自分が勝手に壁を作っていたことをとても後悔しました。大切なのは例え英語が堪能でなくても、できる限り自分を表現することだと学びました。その後の学校生活は言うまでもなくとても楽しかったです。もう1つは休日での出来事です。休日になると、いつも街や海、イベントに出かけました。ここではカジノでのとある1日を紹介したいと思います。その日の僕はブラックジャックで連戦連勝でした。すると隣のおじさんが僕の勝負にベットしてきます。その後も僕は快進撃を続けていき、僕とおじさんの目の前にはチップがたくさんたまっていきました。やがて、おじさんは美人な店員さんを呼び、物凄くカッコつけて高そうなワインを2杯頼み、僕の方を見て「今日はおれのおごりだ」と言って、にんまり笑います。しかし、どこか腑に落ちない僕は、“Thank you, but I earned your money. So let me order.”と言い、美人な店員さんにさっきより高いワインをさっきよりもカッコつけて頼みました。すると美人な店員さんが僕にウィンクをしました。僕は2秒間放心状態になった後おじさんを見ました。おじさんは“You’re crazy!!!”と声をあげて笑っていました。僕も一緒になって笑いました。何が言いたいかというと、これらは全て留学して、英語を話したことによってできた出会いだということです。そして、今はもう次の留学が待ち遠しい限りです。みなさんもぜひ。my experience inAustraliaオーストラリア留学体験記■滞在国(都市):オーストラリア(アデレード) ■期間:1ヶ月 ■2回生 宮野 金太私が留学した11月~2月のオーストラリアは真夏で、気温が40度を超える日もありましたが、湿度は低く、カラっとした暑さでした。メルボルンはオーストラリア第2の都市なので都会ではありましたが、街中に緑が多い、のんびりとした街でした。カフェ発祥の地でもあるので、学校周辺にもカフェが多くありました。また、ストリートアートや美術館が多い美しい街でした。平日は学校が午後からだったので、午前中はカフェに行ったり、街中を観光してから登校していました。語学学校では、タイ、韓国、台湾、スイス、コロンビアなど様々な国籍の友人ができました。オーストラリアの言語や文化だけでなく、他の国の言語や文化も友人から教わることができました。それと同時に自分の無知さを恥ずかしく思うこともありました。入学初日のテストでクラス分けを行うため、自分のレベルに合ったクラスで学ぶことができました。授業では基本的な文法を学ぶのはもちろんのこと、クラスみんなでゲームをしたり、ディベートやスピーチの練習もしました。校内には日本人も多くいましたが、英語以外の言語の使用は禁止されていたので集中して英語を学ぶことができました。週末はツアーを予約してグレートオーシャンロードやペンギン島、全豪オープン観戦に行ったり、友人とバーベキューをしたりしました。また、私が留学した時期はクリスマスやお正月、オーストラリアの建国記念日など、イベントが多くありました。クリスマスには教会にクリスマスキャロルを聴きに行き、お正月や建国記念日には街中で花火があがり、国を挙げてのお祝いをしました。そういったイベントのたびに日本とは違った雰囲気を感じることができました。ホストファミリーはイタリア人のお母さんとオーストラリア人のお父さんでした。毎日朝起きると朝ごはんと昼ごはんが用意されていて、学校が終わって帰宅すると温かい晩ごはんを出してくれました。ホストファミリーとのコミュニケーションの中でも英語を学ぶことができました。留学が始まってから最初の2週間は慣れないことや不安なことばかりで毎日帰りたいとばかり考えていましたが、かけがえのない友人がたくさんでき、先生やホストファミリーにも恵まれ、楽しく充実した毎日を送ることができました。一生忘れられない経験になりました。my experience inAustraliaメルボルンでの生活■滞在国(都市):オーストラリア(メルボルン) ■期間:3ヶ月 ■3回生 安田 楓茄ホストファミリーとホストファミリーとColor Run にてColor Run にてグレネルグビーチにてグレネルグビーチにてメルボルンの中心、フリンダースステーションメルボルンの中心、フリンダースステーションカンガルーとカンガルーとクラスメイトと一緒にクラスメイトと一緒に

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