愛媛大学法文学部 青い地球交流記2015
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Study abroad brochure 20155私たちは、午前中は大学内で自由行動でした。文化紹介の準備をしたり、welcomeweekのフェアに参加したり、授業を見学したりしました。CLCの先生が協力してくださり、さまざまなクラスを見学することができました。自分が興味を持った授業を各自で見学しました。そのなかでも、日本語の授業が特に印象に残りました。私が見学したときは漢字を習い、文を作るという内容でした。グループワークのときは、私も参加しました。ここで気づいたのは、母語を説明するのは難しいということです。問題集の答えは分かりますが、なぜその答えになるのかを聞かれて、とても困りました。使えるということと、知識があるということは違うのだと実感しました。逆に言うと、英語においても、話せるようになるには文法の知識を学ぶだけではだめなのだと思いました。文法や難しい単語を知っていれば、読んだり書いたりするのには役立つと思いますが、今回の目的の「話せるようになる」ためにはやはり話すことが重要だと思いました。日本でももっと話す機会を持とうと思いました。(3回生 中川 夏未)CLC(College of Lake County)プログラムは、いつもより大きな声ではっきり話すことやアイ・コンタクトなど、アメリカの人たちとコミュニケーションをとる場合に必要となるソフトスキルの教育に焦点を置いています。文法やボキャブラリーは日本でも学ぶことができますが、実際の現場でのコミュニケーションを心と身体で覚えていくことは、その言語が使われている国においてしかできないことです。プログラムでは、参加する愛媛大生ひとりひとりに対して、CLCの学生がメンターとなり、毎日顔を合わせました。愛大生たちはCLCの学生と協力して、CLCのキャンパスにおいて、日本文化を紹介する「ジャパン・フェア」を開催し、300名もの見学者がありました。また、地元の小学校を訪問し、そこでも子どもたちに日本文化を紹介しました。CLCは、建築で有名なシカゴの近くのレイク・カウンティに位置しています。愛大生たちは、ガイド付きのリバークルーズに参加し、シカゴの特徴あるビル見学も楽しむことができました。世界初の摩天楼はシカゴに建てられたこと、知っていましたか?また、アメリカ合衆国を代表する美術コレクションのひとつを誇るシカゴ美術館(=theChicagoArtInstituteMuseum)も見学しました。でも、一番人気があったのは、分厚ーいシカゴピザだったかも!アメリカ滞在中は現地の方々と英語で会話していました。その際に思ったのが、英会話の文法は必ずしも完璧でなくていいということです。授業の中でジル先生にも言われたことなのですが、ネイティブの方でも、話すときは案外「適当」だそうです…どんなに英語が拙くても、相手の話に反応を示すこと、そして自分からも話しかける熱意があれば、大抵の人は笑顔で応じてくれました。ですので、会話することを恥ずかしがらないことが大切なのだと学びました。ほかにも、就職先の選択肢としてアメリカでの勤務を考えるようになりました。以前は欧米での就職だなんてとんでもない、自分にそんな能力があるはずない、と考えていました。ですが、今回の渡米で多くはありませんが現地の方々と交流や会話をしたほか、アメリカの文化に多少なりとも触れられたことで、少しだけ自信が付きました。(3回生 Chaw Ai Lie)参加者の声参加者の声現地での交流を心と身体で体験。訪問国アメリカ合衆国英語研修+プロジェクト学習イリノイ州、シカゴの郊外United States of America●スタッフ●参加者●行  程●費  用::::ルース・バージン(国際教育支援センター)学生7名(法文学部5名、教育学部1名、工学部1名)9月5日~9月26日午前中は英語学習、午後は文化見学、地域ボランティア参加、アメリカの学生に日本文化紹介など。43万円(航空券、宿泊費、保険、プログラム代込み)海外研修報告書2 0 1 5青い国四国発青い地球交流記法文学部のChawさんとホストマザーJapan Fairにて「ゆるキャラ」についてのポスター発表ポスター発表の練習中

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