愛媛大学法文学部 青い地球交流記2018
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大学時代の留学経験は、かけがえのない宝物。海外研修や留学で第一歩(=ホップ)を踏みだし、 その経験を活かして就職活動を乗り越え(=ステップ)、社会人として、それぞれの場で活躍(=ジャンプ)している先輩がたくさんいます。そんな先輩2人の声をお届けします。―留学を就職に活かす―ホップ・ステップ・ジャンプ!ホップ・ステップ・ジャンプ!ホップ・ステップ・ジャンプ!HOPHOPSTEPSTEPJUMPJUMP愛媛大学のプログラムで、ウガンダのフィールドワークに参加し、3年生終了後の1年間の休学期間中には、マレーシアでの留学とカンボジアでのインターンシップをしていました。4年次には、卒業論文のために、マレーシアで1ヶ月ほど調査していました。 決心というより、どれも、もともとは好奇心が一番先にたって動き出しました。将来海外に住んでみたいといったぼんやりしたものはあったけれども、じゃあ海外で何するの?という気もしていました。特に休学前には一度日本で就活もしてみましたが、全く何も響いてこず、何が必要なんだと振り返って、留学とインターンシップに手を出しました。 一番苦労したのは、カンボジアの語学学校でのインターンシップです。社会人と同じように、お金の管理や営業、先生、イベント企画など、がっつり仕事をしていたので、何か1つ見える成果を出さなくてはと、とても焦っていました。結果、イベントで過去最高の数字を出し、カンボジアでの上司や同僚たち、生徒達に「成長したね。ありがとう」と言われた時には、すごくうれしかったです。 私の場合、どこの国に行っても、そこで働いている日本人の方からお話を聞く機会があったことがラッキーでした。海外だと私のような若い人でも、会社のトップの人にすんなりと会わせていただけて、お話を聞かせてもらえたりして、「社会人かっこいいなぁ」「こんな人々と同じ目線で働きたいなぁ」と思うようになりました。その延長線上の感覚で、就活中にも色々な会社に行き、社会人の方とお話して、色々な働き方や考え方を聞きに行きました。おかげで面接で落とされようが、だいぶ前向きに楽しく就活できていた気がします。 就活では最終的に、コンサルティング系の会社に落ち着き、1年目の赴任地はインドネシアだと最近言われたばかりです。相変わらずの0からのスタートですが、どんな人々に会えるのかワクワクしています。これまでの留学・海外研修経験から学んだ、気を付けるべきところは気を付けて、同時に変に疲れないように「なんとかなるだろう精神」で楽しむべきところは楽しんで、海外で出会ったかっこいい社会人の方々を目指して、誰かのためになるように働きたいです。私は、大学2回生夏休みにオーストラリアに1ヶ月間留学をし、その後3回生後期から1年間休学をしてフィリピンに1ヶ月半、イギリスに5ヶ月間留学をしました。フィリピンでは寮に滞在しながら学校に通いました。学校の授業は基本的にマンツーマンで、平日は朝から夕方までみっちり授業がありました。そして、休日は物価の安さを利用して旅行に出かけたり、街に遊びに行ったりしました。留学費用も極めて安く、充実した日々を送ることができました。イギリスではホームステイをしながら学校に通いました。イギリスはまさしく英語の国という感じで、その文化を体感しながら過ごした日々は私の英語学習においても良い経験となりました。(オーストラリア留学については『青い地球 2015』をご参照ください。)大学で井上先生や先輩方から留学の話を聞き、「面白そうだな」と思ったことがきっかけです。私は当時、英語が得意だった訳でも英語学習が好きだった訳でもありません。ただ、海外で生活をして学校に通うことが好奇心の強い私にとって非常に魅力的に感じられました。そこですぐに井上先生に相談をし、手配をして、オーストラリアに留学をしました。案の定、留学は「面白かった」です。しかし、もっと英語ができたらもっと楽しめたという思いがあったので、英語学習にも熱が入り、その後休学をして2ヶ国に留学に行くことを決心しました。苦労したことは日々の生活のすべてです。やはり知らない国に行き、そこで生活をするというのはタフなことです。気候、食事、交通、すべてが日本とは異なります。いくら同じ英語圏の国であっても、国が違えば文化も違い、英語にも微妙な違いがたくさんあります。そういった中で生活に順応するのは非常に苦労しました。一方で、それが一番嬉しかったことでもあります。日本では経験できない様々な違いを受け入れ、順応する中で自分が「成長している」と強く実感できたからです。私はイギリス留学中テロに遭い、九死に一生を得る経験をしました。しかし、その経験ですら数ある思い出の一つにすぎません。おそらく留学を経験した誰もがそれぞれの武勇伝をいくつも持っていると思います。それほど留学での日々は苦労も多いですが、その分刺激的で、日本では得られない経験が数多く待っています。留学を通じて、自分が将来何をしたいか気づけたことは役に立ちました。就職活動をする際は、誰もが一度自分は将来何をしたいのか、どういう人生を送りたいのかと考えるものです。その中で私は留学経験を通じて、「グローバルに働きたい」という思いと「世界的に評価の高い日本のモノづくりに携わりたい」という思いができました。就職活動もそこはぶれずにできたと思います。    留学をすると自分と向き合う機会が増えます。そこで真摯に向き合った経験は就職活動という人生の一つの分岐点で必ず自分の道しるべとなってくれます。語学はもちろんのこと失敗経験も含めて留学で得たものの全てが今後の自分の支えになってくれると思います。それほど3ヶ国に留学して過ごした日々は私の財産となり、糧になりました。また私は留学中に様々な人たちに出会いました。私と同じような学生だけでなく老若男女、様々な人たちがそれぞれの動機をもって世界中から留学にきていました。私はそんな人たちと出会い、人生には無限の選択肢があることに気づかされました。社会人になっても様々な決断をする機会があると思います。そんな時に留学で出会った人たちの存在が私の背中をきっと押してくれると思います。「人生には無限の     選択肢がある」名前:宮野 金太 さん2018年度卒業(学部時代の専攻:イギリス文学)就職先:物流機器メーカー名前:中村 文香 さん2018年度卒業(学部時代の専攻:国際協力)就職先:コンサルティング系Q1:学部時代、どのような留学・海外研修を経験しましたか?Q1:学部時代、どのような留学を経験しましたか?Q4:留学・海外研修経験は、就職活動において、どのように役に   立ったと思いますか?Q5:留学・海外研修経験は、現在の社会人生活において、   特にどのような面で活かされると思いますか?Q4:留学経験は、就職活動において、どのように役に立ったと   思いますか?Q2:留学・海外研修を決心したきっかけは?Q2:留学を決心したきっかけは?Q5:留学経験は、今後の社会人生活において、特にどのような面で   活かされると思いますか?Q3:留学・海外研修経験のなかで、一番苦労したこと、   一番嬉しかったことをひとつずつおしえてください。Q3:留学経験のなかで、一番苦労したこと、一番嬉しかったことを   ひとつずつおしえてください。Study abroad brochure 201817「海外で出会ったかっこいい社会人の方々を目指して」友達と友達とイギリスのホームステイ先にてイギリスのホームステイ先にてフィリピンの語学学校の先生とフィリピンの語学学校の先生と松山ボクシングジムにてダニエルと松山ボクシングジムにてダニエルとマレーシアでの卒業論文調査マレーシアでの卒業論文調査カンボジアカンボジア現在4年次インターン時代留 学 時 代留 学 時 代留 学 時 代

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