愛媛大学法文学部 青い地球交流記2019
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私たちの留学私は3回生の夏休みに、蔚山大学での語学研修に参加してきました。私は、大学入学前から韓国のポップカルチャーが好きで、韓国語に憧れを持っていました。そして大学2回生のときに初めて韓国文化研修に参加し、文化をメインに学ぶ1週間という短い研修で、現地の学生さんとの交流を重ねるうちに「もっと韓国語を話せるようになりたい!」と思うようになり、今回3週間の蔚山語学研修への参加を決めました。蔚山は、韓国・釜山からバスで1時間ほどのところにあり工業都市として有名です。大学内はとても広く、3週間の間私達は寮で生活しました。研修中は、初日のテスト結果に応じて3クラスに分けられ、月曜から金曜の9時~17時までみっちり授業を受けます。授業はすべて韓国語でしたが、自分にあったレベルのクラスだったので無理なく勉強ができました。また授業の代わりに韓国伝統文化の体験として韓服を着たり、観光地を見学したり、料理実習をするなど課外活動を行う日もあって、それがとても楽しみでした。自分達で作ったかぼちゃプルコギの味は今でも忘れられません。韓国は、ソウルや釜山などの観光地では日本語が通じたり、英語表記のあるお店などが多いですが、蔚山ではそれがほとんどありません。いざ蔚山の街にでると、店内・バスの中まですべて韓国語でした。他の国にいるので当たり前ですが、実際これが一番大変でした。しかし、授業中・授業後と1日中、韓国語に触れることで「教科書の韓国語」だけでなく「生きた韓国語」を聞き取り・会話できる力が短期間で確実に成長しました。また、他の大学生や韓国の学生とは3週間ずっと一緒にいたのでとても仲良くなり、「新しい出会い」もたくさんありました。授業後は、現地の学生達と毎日ご飯を食べに街へ出かけ、帰る頃には買い物袋を両手いっぱいに下げて寮に戻っていました。また授業のない土・日は、釜山や海水浴場・遊園地などに行き、充実した日々を過ごすことができました。この研修で、「生きた韓国語力」「新しい出会い」など大学の授業ではなかなかできない経験ができたことは、私の大学生活の一番の思い出になりました。語学研修は韓国語を学べるだけではありません。様々な経験や人との出会いは、自分への大きな刺激になり、自身の人生にとっても大きな財産になります。皆さんにも留学・研修でしか得られない経験を、ぜひ実際に体験してきてほしいと思います。■滞在国(都市):韓国(蔚山)■期間:3週間韓国語学研修を体験して■3回生 安永 菜々子私にとってフライブルクで過ごした1ヶ月はとても楽しかったです。日本とは文化も言葉も違う国で過ごすことに、多少の不安と緊張はありましたが、行く前からワクワクしていました。しかし、正直に言いますとフライブルクに着いた最初の日は自分の語彙力のなさに呆れ、失望した記憶しかありません。こんな調子で大丈夫なのかと不安が一気に増えましたが次の日からの授業ではあまり困った記憶はありません。習熟度別にクラスが分かれていて、自分に合ったレベルの授業を受けることができました。それに加えて先生がとても丁寧に教えてくださったことが大きかったです。分からないことやニュアンスの差が理解できなかったときは分かるまで例を用いて教えて下さいました。授業中に積極的に発言することが大切だと何度も何度も仰っていたため、私自身も途中から他の生徒に混ざって発言することを意識して授業に参加しました。授業中はドイツ語のみ使われていたので、1コマが終わる度に物凄い疲労感には襲われましたが、その分達成感も味わえました。放課後にはヨーロッパ出身の友達と3人でテスト勉強会をした日もありました。分からないことをお互いに教えたり教えられたりしてテスト当日はクラスで1番の成績を取ることができました。クラスメイトには日本人もいましたし、その方達とも友達になりましたが、他の国から来ていた方達とも積極的に話すようにしていました。学食に一緒に行ったり、お買い物に一緒に行ったり、あるときはクラスも違うアルバニア人の女の子とドイツの伝統料理を食べに行くこともありました。授業は授業で真面目に取り組んで、午後からの自由参加型フリータイムアクティビティでは色んなクラスの色んな国の人と話すことが楽しかったです。留学していなければ絶対に出会えなかった友達ができて、日本に帰ってきたあとも交流できていることが幸せだなぁと感じています。あと本当にビールが美味しかったです。もし成人している方がフライブルクに留学されるのであれば、絶対に飲んで欲しいです。未成年の方は成人してから留学することをお勧めしたいくらいです。ドイツに限らず、留学したいけれど語彙力に自信が無い、お金が貯められるか不安という方は是非留学してもらいたいです。私も語彙力に自信なんてなかったし、お金も必死にバイトしてなんとか貯めることができました。行ってみればなんとかなることも沢山あります。行ってみないとできない友達、できない経験が沢山あります。この冊子を読んでいる方達が、幸せな留学ができることを祈っております。GERMANY■滞在国(都市):ドイツ(フライブルク)■期間:1ヶ月フライブルクでの体験について■3回生 安藤 樹莉S. KOREA本場の韓国チキン本場の韓国チキン研修後半の夕食研修後半の夕食研修前半の夕食研修前半の夕食クラスのみんなとクラスのみんなとフライブルクの象徴ミュンスターキリスト教圏ならではフライブルクの象徴ミュンスターキリスト教圏ならでは環境都市フライブルク環境ストライキポスター世界地図に日本が見えません環境都市フライブルク環境ストライキポスター世界地図に日本が見えませんカレーソーセージが食べたかったのに付属のポテトの方が多かったですカレーソーセージが食べたかったのに付属のポテトの方が多かったですクラスの担任の先生とクラスの担任の先生とStudy abroad brochure 201914

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