海外フィールド実践:::程用::行費Study abroad brochure 20232スタッフ参加者数研修内容■林建司 石坂晋哉(法文学部)9名(法文学部生9名)渡航前リモート交流会、開南大学との合同発表会(使用言語は日本語)、新竹サイエンスパーク管理局視察、TSMCミュージアム視察、台北市内視察等2023年3月1日関西空港発、3月4日関西空港着12万円程度(国際航空券代約9万円、宿泊費・食費2万円程度、その他1万円程度)+国内移動費(出発地や交通手段によって異なる)引率の先生からのメッセージ4日間という短いスケジュールではありましたが、開南大学のスタッフや学生の皆さん、台湾の人たちの、心の温かさが、深く印象に残る旅となりました。3月1日、私たちを乗せたスターラックス航空が桃園国際空港に到着すると、空港には開南大学スタッフのLさんが迎えに来てくださっていました。Lさんは私たち一行を数台のタクシーに分乗させて見送ってくださり、私たちはホテルに向かったのですが、タクシーがホテルに到着すると、なんと、そこでもまたLさんが私たちを笑顔で迎えてくださいました。いったいいつの間にどうやってホテルに先回りできたのか、今考えても不思議です。そして、圧倒されたのは、その日の夕方に開催された歓迎会での、開南大学の皆さんの熱烈な歓迎ぶりです。今回は、コロナ禍で長いこと海外渡航がままならなかった期間の直後だったという要素もあったかもしれませんが、とにかく、「出会えたこと」のこの上ない喜びと嬉しさが爆発したかのような、本当に心温まる歓迎会で、楽しく幸せなひとときでした。3月2日は、開南大学にて合同発表会が開催されました。今回の研修にさきがけて、2月21日にリモート交流会を実施していましたので、両学の学生さんたちは互いにすぐに打ち解けて、仲良くなっていた様子でした。開南大学の学生さんたちは交流に積極的で、それぞれ個性豊かで、とてもよい雰囲気でした。その日の午後の新竹サイエンスパーク見学と、翌3月3日の台北市内視察は、大型バスに乗っての移動となりました。開南大学スタッフおよび学生さんが同行してくださり、また開南大学に留学中の日本人学生さん(その中には愛媛大学から留学していた石橋さんもいました)も同行してくださり、通訳や、その他ありとあらゆる細やかな気配りをしてくださいました。今回の台湾研修には、海外渡航が初めてという学生も参加しましたが、おかげさまで皆、最後まで楽しく、安心して過ごすことができました。心から感謝します。台北市に隣接する桃園にある開南大学で発表する機会があったため、私は、台湾に進出している日本企業について調べ、渡航前に原稿や資料の作成を行い、発表に臨みました。当日は緊張しましたが、現地の学生たちのリアクションが興味深く、楽しく行うことができました。台湾と日本の違いや日本の文化に興味を持ってくれている学生が多い印象を受け、自由時間の会話も弾んでいたことを覚えています。短い滞在期間でしたが、多くの場所を訪問することができました。新竹サイエンスパークでは、台湾における世界トップレベルの技術を学び、その技術を生み出すための、日本では考えられないような仕組みや体制に驚かされました。中華民国総統府や中正紀念堂では、台湾の歴史について深く学ぶことができました。加えて、自由時間が多かったため、夜市や屋台に毎日のように行き、現地の人々のリアルな暮らしに触れながら、台湾料理の美味しさに感動する毎日でした。この研修を通して多くの刺激をもらい、渡航前より様々な面でモチベーションが高まったと思います。交流した開南大学の学生は日本語にとても堪能で、私が台湾に関する複雑な質問をしても、日本語で丁寧に教えてくれたことには大変驚きました。日本と日本語への関心の高さと学習姿勢は見習うことばかりで、帰国後の授業や日々の勉強に活かされています。また、日本でも視野を広げる活動をしたいと考え、新入留学生の書類記入サポーターとして留学生を支援したり、現在は開南大学からの交換留学生をサポートするチューターをしたりと、台湾で受けた刺激を日本での大学生活に還元しています。参加した学生の中で当時1回生は私だけでしたが、先輩方や現地の学生、引率の先生、そして開南大学の先生にサポートしてもらいながら、不安を感じることなく有意義な時間を過ごすことができたと思います。海外へ行くと聞くとハードルが高いと感じるかもしれませんが、日本の外へ踏み出すと想像以上におもしろいことがたくさん待っています。愛媛大学には様々な留学の機会があります。大学生だからこそ経験できることを通して、自分で自分の新しい扉を開いてみませんか。梅田 小桃未(2回生)私は、海外フィールド実践(台湾)という集中講義の一環で、2023年3月に台湾を訪問しました。きっかけとしては、大学生のうちに多くの経験をしたいという思いと、将来的に長期留学を考えていたため、心の準備になればという思いから参加を決めました。4年ぶりの台湾研修を実施することができました。到着日の夕方には、提携校である開南大学の国際交流センター長が歓迎会を開いてくださり、両学の学生や教職員が、総勢30名程で交流の再開を祝い、両学および日台の友好と連携を深めたいという熱い思いを、皆で確かめ合いました。合同発表会には、本学の学生と開南大学応用日本語学科の学生が参加しました。本学の学生は4つの班に分かれ、「日本と台湾の友好関係」、「日本のここを知ってほしい」、「台湾のここに学びたい」というテーマで発表しました。日本語での発表なので、さほどハードルは高くないのですが、「パワーポイント資料の漢字にふりがなをふる」、「ゆっくり話す、はっきり発音する」こと等に心がけました。開南大学の参加学生は、日本語能力を伸ばそうという強い意志を有しており、そうした姿勢から、大きな刺激をいただきました。新竹サイエンスパークは、「台湾のシリコンバレー」とも称され、科学技術の世界最先端を行く企業等が集まる地区です。30〜40代の優秀な人材が、仕事と子育てを両立させることをできる環境が整っています。TSMC(台湾積体電路製造)は世界最大手の半導体メーカーで、2024年には熊本県でも工場が稼働します。台北市内視察では、政治の中心である総統府、衛兵交代式を見られる中正紀念堂、経済発展の象徴であるTAIPEI 101、台湾の文化や宗教を体感できる龍山寺等を、開南大学の学生とともに訪問しました。また、1日の研修が終わった後には、本学学生たちが開南大学の学生たちに夜市に連れて行っていただくなど、たいへんお世話になり、学生間交流も深まりました。再開後初めての台湾研修であったことやコロナに関する規制が少し残っていたということもあり、過去と比べて台湾での滞在日数は半分ほどでしたが、充実した研修になりました。本研修に対しては、全学や法文学部から、学生の渡航費やバス借上代等につき、多大なご支援をいただきました。深く感謝申し上げます。ふりかえりレポート合同発表会合同発表会新竹サイエンスパーク新竹サイエンスパーク中正記念堂にて友人と中正記念堂にて友人と台湾到着後初めての食事台湾到着後初めての食事新竹市の街並み新竹市の街並み街に溶け込む現地のお寺街に溶け込む現地のお寺心と心の交流石坂 晋哉台湾現地の人々のリアルな暮らしに触れる
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