:::::程用行費3Study abroad brochure 2023石坂 晋哉レクチャーのあとは英語でのディスカッションレクチャーのあとは英語でのディスカッションDebsirin Phukae Saraburi学校Debsirin Phukae Saraburi学校Satit PIM学校Satit PIM学校日本文化の授業のあと、みんなで日本文化の授業のあと、みんなでレストランで食べた川魚の料理レストランで食べた川魚の料理アユタヤ日本人町跡アユタヤ日本人町跡チャイナタウンの街並みチャイナタウンの街並み楢林建司 藤村瞳 石坂晋哉(法文学部)4名(法文学部生4名)渡航前リモート交流会、中学校や高校での模擬授業(習字)、「ミニレクチャー&ワークショップ」への参加(使用言語は英語)、学生交流活動への参加(使用言語は主に日本語)、タイ語教室、タイ料理教室、企業見学(Ajinomoto,CPMeiji)、世界遺産地区視察、アユタヤ日本人町跡視察、商業施設視察、最終プレゼンテーション(使用言語は主に英語)等2023年9月4日関西空港発、9月18日関西空港着20万円程度(国際航空券第約9万円、国内移動費約2.5万円〔松山発着の場合〕、宿泊費・食費5万円程度、タイ国内移動費ほぼ0円!、その他3万円程度)引率の先生からのメッセージ観光でも多くの日本人が訪れ、5000を超える日系企業が進出するタイ。そんな東南アジアの仏教国で実施される本プログラムは、個人での渡航ではなかなか出来ない出会いや体験が大きな魅力です。訪問先のPIMの日本語学科・英語学科の学生との密な交流や企業訪問をつうじて、参加学生はそれぞれに見聞を広げることができます。日本文化紹介や書道体験、そして英語でのプレゼンテーションなど人前での発表機会も多いので、プレゼンテーションおよびコミュニケーションスキルも身に着けることができます。今年度初めて引率教員として同行しましたが、タイ人の学生が外国語を使ってコミュニケーションを取ることに非常に積極的だったことが印象的でした。文法的な間違いを恐れることなく意思疎通を図ろうとする彼/彼女らの姿は、異文化理解・異文化コミュニケーションを実践するうえで重要な姿勢であり、本学の学生にとっても大きな刺激になったことと思います。日本帰国後も学生同士でのやり取りは続いており、「もう一度タイに行って再会したい」と思える友人ができたことは、大学4年間だけでなく生涯をつうじて大事にしていってほしい貴重なものです。こうした互いに影響を与え合う交友関係や現地での体験は、タイの言葉や文化、日本とは異なる仏教社会の成り立ちなど、タイという国の独自性についても関心を広げるきっかけにもなることでしょう。それまでの「当たり前」や「常識」が通用しない時間を過ごすことで、自分の考え方や社会を見る眼を振り返り、違いを受け入れ理解する姿勢を養うことも可能です。あるいは、東南アジアという地域での経験から「グローバルな視野」で考える力を鍛え上げる、そのための第一歩になるかもしれません。一人ひとり研修をつうじて獲得する学びや気づきは異なります。さて、あなたなら、どんな学びを得るでしょうか?この問いに対する自分なりの答えを探しに、ぜひ多くの愛大生に本研修に参加してもらいたいと思います。私が特に心に残っていることは彼らとの交流である。彼らは私を様々な場所に連れて行ってくれたり、夜ご飯を作って食べさせてくれたりした。その中でコミュニケーションをとる際、日本語、英語、簡単なタイ語を使っていた。お互いが完璧に理解できる共通の言語がない中で相手に伝えたいことを伝えるのは簡単なことではなかったが、表情や身振りも使って必死に伝えあうのはとても楽しかった。そこでお互いが理解できたという感覚になったときや笑いが起きたときの満足感は忘れられない。多少お互いの言語が分からなくても十分に思いを共有できると分かった。一方で、相手のことをもっと理解できるようになりたいとも感じた。曖昧な表現をニュアンスで伝えるのはとても難しかったからだ。「タイ語では何というの?」と聞いてそれをメモして実際に使ってみるということを繰り返して、少しずつタイ語の知識が増えていくのは楽しかった。しかし、それでは不十分であると感じ、ますます言語に興味を持つことができた。このような体験を通して、お互いを理解しようとする気持ちがあれば言語の壁は思ったよりも低いということに気づいた。研修から3ヶ月がたった今でも、彼らとは連絡を取って近況を報告しあっている。たった2週間の間にこのような関係を築けたことをとてもうれしく思う。また、日本にいては受けられない刺激がたくさんあり、自分の成長につながる良い機会になった。これは家族や先生方、現地の大学の職員さんなど多くの人々が支えてくださった結果であるということを忘れず、感謝の気持ちを持ち、これからの学生生活に生かしていきたい。高橋 胡春(2回生)私は授業でタイでの研修があると先生が紹介されていたのがきっかけで興味を持ち参加を決意した。研修の内容が楽しそうというような軽い気持ちで参加したが、想像以上にたくさんのことを得ることができた。研修では現地の中高生に向けた日本の文化紹介の授業を行ったり、工場や寺院に行って現地の文化や様子について学んだりした。そのようにして2週間を過ごしていく中で、タイの学生の方たちと仲良くなった。長くできたことにより、活動の幅が広がりました。引率の先生からのメッセージタイ研修の醍醐味のひとつは、美味しいタイ料理との出会いです。ふざけていると思われるかもしれませんが、これは本当のことです。タイに実際に行ってみなければ味わうことのできない驚きの美味しい食べ物が、実にたくさんあるのです。PIMのスタッフや学生の皆さんは、私たちを迎えてくださるにあたって、ありとあらゆる準備をしてくださっています。なかでも、日本人の口に合うような美味しいタイ料理のレストランやカフェについても、念入りに調べてくださっているのです。今回の研修でも、地元で人気のいろいろなお店に連れて行ってくださいました。そのため毎回の食事が、感動にあふれる経験となるのです。空港からまず向かった夕食のレストランでの、トムカーガイ、海老フリッター、空心菜炒め、トートマンクンから始まって、みんなで作ったトムヤムクンとタイティー、ホテル1階でいただいたクイッティヤオ(約200円)、学食の鶏ガパオライス(約200円)など、今回の研修中に味わった美味しいものを列記していくだけで、すぐに紙数が尽きてしまいますので、ここでは少しマニアックなとっておきアイテムを3つ、厳選してご紹介しましょう。⑴バタフライピーティー。バタフライピーだけでもとても鮮やかな色合いなのですがライムを搾ると、あら不思議、まったく違う色に変化します。味も爽やかでトロピカルです。⑵ロティサイマイ。知る人ぞ知る、古都アユタヤ名物の伝統菓子です。黄金色に輝く毛髪の束のようなもの(日本の縁日に定番の「あるもの」と同じ味がします)をクレープのようなもので巻いて食べるのです。⑶マンゴスチン。果物の女王と呼ばれるだけあって、絶妙の、感動の美味しさです。皮をむく時に手指が赤紫色に染まってしまうのもご愛嬌。9月のこの研修の時期が、旬の終わりかけに当たります。美味しい食べ物を囲んでの、タイの心温かい人たちとの素敵な楽しい語らいのひとときは、生涯忘れ得ぬ大切な思い出となります。昨年度と比べ、コロナによる活動制約がかなり少なくなったことや、滞在期間を復活した活動としては、模擬授業と最終プレゼンがあります。どちらの活動においても、参加学生諸君は事前準備の大切さを実感しました。模擬授業は、当初、英語で行うことになっていたのですが、先方の希望で日本語を用いて行うことになりました。突然の変更でしたが、数次にわたるリハーサル等の準備を重ねていたため、さほど慌てずに対応することができました。また、体調不良でメンバーが1名欠けたときも、事前の打ち合わせ等により、落ち着いて穴埋めをすることができました。最終プレゼンでは、原稿を読む練習を10回以上行い、聴衆とのアイコンタクトを時折交えながら、自分のメッセージを熱く楽しく伝えることができました。今回新しく取り入れた活動は、タイ人学生(英語専攻)と日本人学生(他大学を含む)の混成チームをつくり、日タイ間の交流の歴史につき、引率者の藤村先生のミニレクチャーを聴いた後、グループディスカッションを行うというものです。東南アジア地域研究がご専門の先生が加わってくださることにより、研修の学術的レベルが上がりました。「歴史を振り返ることは、現在のことを考えることにつながる」という意識を強めてくれた学生が多数見られました。また、言葉の壁を乗り越えるため、参加者相互が協力し合うということも、貴重な体験となりました。参加学生諸君は、タイの皆さまへの感謝の心を持ちながら、タイの方々との交流を深め、多くの気づきを得ることができました。この成果を、今後の学生生活や社会人生活に活かしてゆきましょう!なお、今回もタイでの車輌借上代等につき、法文学部予算から補助をいただきました。また、学生の渡航費については、愛媛大学と法文学部後援会から補助をいただきました。どうもありがとうございました。スタッフ参加者数研修内容あなたの答えを探しに藤村 瞳ふりかえりレポート日本にいては受けられない刺激タイ研修の醍醐味タイ海外実地研修
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