Learning a Language Abroad語学留学体験記5Study abroad brochure 2023CANADAGERMANY僕は8月初旬から3月下旬までカナダのトロントにある語学学校に留学しました。カナダを選んだ理由は多文化都市であるトロントで留学を経験してみたいと思ったからです。多文化都市のトロントは世界中から人が集まっているので街を歩けば色んな国出身の人がいて日本とは全く違う空間にいることを感じられます。語学学校にもヨーロッパやアフリカ、南米など世界中から人々が集まってい私はフライブルク大学のSommerUni(夏期大学)というドイツ語を学べるプログラムに参加し、約1ヶ月間ドイツに滞在しました。フライブルクはスイスやフランスとの国境も近く、自然豊かな都市です。学園都市で落ち着いた雰囲気もあり、学習のためにはぴったりの環境だと思いました。松山市はフライブルクの姉妹都市でもあり、それをきっかけに現地の先生方とも話が広がり、在学中にフライブルクを訪れた意味は大きかったと感じています。これまで普段の生活でドイツ語を使う機会はほとんどなかったので、フライブルク駅に到着してから、最初にドイツ語で道を訪ねるときは緊張しましたが、聞き直すと英語で答えてくれたり、ゆっくり話してくれるなど親切な対応に緊張が少し和らぎました。プログラムには他のヨーロッパ諸国やアジア、北米から、高校生、大学生、大学院生、社会人など幅広い年齢層の方々が参加していて、様々な文化を知るきっかけとなりました。レクリエーションではハイキングをして、一人では行けなかったであろう森の中の素敵なレストランに案内してもらえました。また、ドイツ語を使っての言葉当てゲームなどに参加して楽しみながら学ぶことができ、最終的にはドイツ語でフライブルクでの経験て、誰も人種や宗教の違いなどを気にせず楽しく素敵な時間を過ごすことが出来ました。主に授業は毎日5時間ほどあり、休みの日は語学学校のクラスメイトとナイアガラの滝など観光地巡りや買い物などをして有意義な時間を過ごしていました。日本に帰ってきてからも、カナダで出会った友達とは定期的に連絡を取ったりビデオ通話をしたりしています。実際に前のゴールデンウィークにはドイツ人とメキシコ人の友達が大阪に、12月にはスイス人の友達が広島に遊びにきてくれました。このように、留学が終わってからも関わる一生の大切な友人が出来ました。年末年始は語学学校が休みだったので1週間ニューヨークに行きました。トロントからニューヨークまでは飛行機でたったの1時間なので気軽に遊びに行くことが出来ます。ニューヨークではタイムズ・スクウェアでホットドッグを食べながら歩いたり、自由の女神や博物館などに行って楽しんできました。授業料や滞在費でたくさんのお金が必要になったり、長期留学ではビザの申請が必要で準備が大変だったりと色々と不安になることは沢山あると思います。でも留学のおかげで英語力だけでなく、人としても成長が出来たと自分でも実感しています。たった一度きりの人生、思い切って挑戦してみてください。について簡単なプレゼンテーションをすることもできました。街中や大学には戦争についての石碑や記念碑なども多く、歴史的に学ぶことも多い毎日でした。事前に愛媛大学でのドイツ語の歴史文献の講読の授業で学んで得た知識もあり、ユダヤ系で歴史を専攻する学生と話すこともできました。滞在時はドイツ語でWohngemeinschaft(ボーンゲマインシャフト)と呼ばれるフラットシェア型の住居で生活しました。そこではフラットメイトにキッチンの使い方を教えてもらったり、お互いの出身地の話をしたり、時には作ったご飯をお裾分けしてもらったりと、この環境ならではの経験をすることができました。自炊をしたり、お店や大学の食堂でドイツ料理はもちろん、トルコ料理や中東料理などの色々な国の料理やベジタリアン料理も楽しむことができました。この留学が現在のドイツ語学習のモチベーションにも繋がっています。今後さらにドイツ語やドイツの文化を学んで、いつかまたドイツに行ってみたいと思う日々です。短い期間でも違う環境に身をおくこと、自ら行動する経験は自分の考え方が変わるきっかけにもなりました。チャンスがあれば、ぜひぜひ挑戦してみてください!カナダ(トロント)英語力だけでなく、人としても成長K.M. (4回生)ドイツ(フライブルク)自ら行動する経験奥条 真那(3回生)ナイアガラの滝フライブルク大学の校舎。壁には“DieWahrheitwird euchfrei machen(真実は君たちを自由にする)”と書かれている旧フライブルク市役所の前の石畳にある松山市の市章広島にてトラムとバスを乗り継いで行った18世紀からある郊外の水車小屋。現在もイベントなどに利用されているらしい憧れの京都!
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