友人の誕生日をいつものメンバーで祝う日本晴れ!な卒業式年末年始に行ったNYC旅行より、(リアル)自由の女神像朝のエッフェル塔と私オランダ・ユトレヒトにある、私の愛するミッフィーの信号機!ピアメンターとして働いていた国際課のスタッフ一同ブカレストの街並みルーマニア・ブラショフ近郊にある、ドラキュラのモデルとされるブラン城荘厳さに圧倒されたサグラダファミリアStudy abroad brochure 20244伊藤 結稀(3回生)濟木あかね(4回生)私は2024年2月から5ヵ月間、ルーマニアのブカレスト大学に留学しました。高校生の頃から現地の文化を実際に目で見て肌で感じることを大切にしており、大学では長期留学しようと決意していました。そして今まで行ったことのないヨーロッパに留学を決めました。渡航前も後も想定外のことだらけの留学でした。数ヵ月メールが返ってこなかったり、公的機関から誤った情報を伝えられたりと苦労も多かったです。特に大変だったことは寮生活です。寮にある洗濯機が全て壊れ、3ヵ月ほど使うことが出来ませんでした。かろうじて動く瀕死の1台の洗濯機をめぐり、狭い洗濯室で4時間待ち続けたり、他の寮生と順番をめぐって英語で口論したりすることが多くありました。さらに、夏には気温が40度近かったにも関わらず、エアコンがないため熱中症になりかけました。「海外だから」という言葉では許容できないほどの住環境はストレスでした。しかし、それ以上に楽しかったこともあります。それは旅行です。現地到着後、思いのほか自由時間が多くあることが分かり、この時間を活用しようとヨーロッパ諸国へ旅に出ました。計10ヶ国ほぼ一人で旅しました。国境を接するヨーロッパだからこそ、数ヶ国を一度に周遊し、電車で国境を超える経験もできました。また、EU連合の結束感を肌身で感じました。旅費節約のためにホステルに宿泊し、多様な人々にも出会いました。特に印象に残っている国は、イタリアとスペインです。イタリアではヴェネツィアやローマなど5都市を訪れ、各都市それぞれの町の雰囲気に魅了されました。スペインではバルセロナを訪れ、サグラダファミリアを見た時の感動は今でも鮮明に覚えています。留学を振り返ると、大変な寮生活やトラブルを乗り越え、英語で粘り強く交渉する力がつき、旅の経験が私の世界を大きく広げました。海外滞在を通して日本の素晴らしさも再認識し、しんどかったことや楽しかったことすべてが今の私を形作る貴重な財産です。私は2023年8月から24年5月まで、アメリカ合衆国イリノイ州にあるカレッジ・オブ・レイクカウンティに1学年10ヵ月間交換留学しました。コミュニティカレッジで様々な背景をもつ人々と関わることができる点、外国人留学生・マイノリティとして生活する経験、また英語が現地語・共通語として使用されている環境下に身を置くことができる点などを背景に留学を決断しました。当時から円安の影響が強く費用面には苦労しましたが、航空券やその他ビザ申請費などは愛媛大学と愛媛銀行さんから頂いた給付型奨学金で有難いことにほぼ全額カバーすることができ、また学費相互不徴収制度のおかげもあり、資金的な障壁はかなり下がりました。渡航前に十分な英語力を養っていたおかげで、現地ではいわゆる一般の学部の授業を受けることができました。専攻の英語学(言語学)関連の授業は勿論、グラフィックデザインやスペイン語など、専攻外かつ愛媛大学では開講されていないが興味のある分野の授業を、学部を超えて履修しました。また、留学生同士英語以外の多言語に触れる機会にも恵まれ、のちに留学中の経験から着想を得て、卒業論文を執筆しました。また、学業に勤しむ傍ら、同大学国際課オフィスでは留学生メンターとして、チュータリングセンターでは日本語チューターとして勤務しました。自ら資金を稼ぎ文字通り生活していく中で友人にも恵まれ、現地がもう一つの自分の居場所であると感じるまで、そう時間はかかりませんでした。留学において、言語能力の向上/習得は主のコンテンツではなく、あくまで+αでしかないと私は考えています。現地の空気感や言葉の些細な肌ざわりから得られる語彙感覚、一所懸命に生き抜く意志や人間力、そして国籍や人種を超えて必死に努力する友人を得るなど、現地で自らを“establish(定める、築き上げる)”経験を経て、振り返ると自然に伴ってくるものでした。Once you step into a new environment, you are no longer the same person as you were. No one will completely understand your excitement and curiosity, which may hit you. Always embrace that. DO NOT wait for someone else to do something with you ̶follow your own dreams and do what makes you happy.最高の大学生活の延長線上に留学という選択肢があり、またそれを支える制度があることを忘れないでください。U.S.A.Romaniaルーマニア留学とヨーロッパ一人旅で広がった私の世界「留学」という選択
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