松本 圭史講師

まつもと よしふみ / MATSUMOTO Yoshifumi

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専門分野:刑法
教員からのメッセージ
 2020年10月に「刑法」の担当教員として着任しました。高校卒業後、長らく東京で暮らしていましたが、この度、生まれ育った松山の地に大学の先生として戻ってくることとなり、愛媛大学で研究・教育に従事する機会に恵まれたことを大変うれしく思います。
 私が担当する「刑法」という法律は、どのような行為が「犯罪」となり、それを行った場合の罰としてどのような「刑罰」が科されるかを定めることで、国民に対しては刑罰による威嚇を通じて犯罪行為に出ないように動機づける一方で、国家に対しては犯罪が行われた場合に国民に刑罰を科すことを認めるものです。もっとも、刑罰というのは国民の権利を侵害するものですので、国家が刑罰権を濫用できないような運用がなされなければなりません。そこで刑法においては、ある行為を犯罪とし、それに対して刑罰を科そうとする場合には、犯罪とそれに対する刑罰を事前かつ明確に条文で定めたうえで、さらに、その条文の文言に忠実に従わなければならないということが大原則となっています。
 これはあくまで一例ですが、刑法においては、そのような原理・原則に基づいて厳密な法解釈が行われている場面が数多くみられます。刑事事件や実際の刑事裁判に関するテレビ報道等を見て、「なんでこの犯人が無罪になるんだ」「なんでこの事件には重い刑罰を定めた条文を適用できないんだ」と思ったことがある人は多いかと思いますが、実は、それは原理・原則に従って刑法が適切に運用されていることの表れでもあります。
 このように、刑法を学んでみると、日ごろ目にする報道等の見方も変わってくると思いますし、さらに、日常生活の中にも犯罪に該当するような行為が実は少なからず潜んでいるということを知ることができます。「楽しい授業」をモットーに皆さんに刑法学の面白さを一つでも多く伝えていきたいと思っていますので、刑法って面白そうだなと思った方は、是非とも刑法の授業を履修してみてください。授業でお会いできることを楽しみにしています。