愛媛大学法文学部 創立50周年記念誌
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107Ehime University Faculty of Law and Letters 50thへ受け継いでいくために、必要なものです。工事期間中も温泉の営業を続け、その期間中にだけ見られる道後温泉本館の貴重な姿をお見せする予定です。新たな観光資源になる仕掛けをして、話題性のある工事として、観光で訪れた人はもちろん、道後温泉本館に親しんでいる市民の皆様にも楽しんでいただきたいと考えています。 こうした取組には、観光や国際交流を実践的に学ばれている法文学部の学生の皆さんの活躍が、松山市が国際観光温泉文化都市として更に発展していくための大きな力になると期待しています。 さて、50年前の昭和43年は、俳句ポストが松山城の長ちょう者じゃケが平なるに初めて設置された年です。それ以降、市内はもちろん、県外、海外にも拡大して設置され、現在、その数は100を超えています。今年は俳句ポスト設置50周年に合わせて、さらに俳句の文化に親しんでもらえるよう、名称を「松山観光俳句ポスト」から「俳都松山俳句ポスト」に変更しました。最近は、メディアでも俳句が取り上げられる機会が多くなり、俳句を身近に感じ、興味をお持ちの方が増えています。こうした中、法文学部の皆様の様々な調査や研究が、「俳都松山」、また「ことばと文学のまち」としてさらに発展する礎になり、子規が切り開いたような、新たな文学のスタートにもつながると考えています。 また、今年は明治改元から起算して満150年、小説『坂の上の雲』の主人公の一人、秋山真之の生誕150年です。この節目の年に、松山市ならではの特色をいかした明治150年事業に取り組んでいます。その一つとして、坂の上の雲ミュージアムでは、秋山真之の生涯にスポットを当てた企画展「明治青年 秋山真之」を開催しています。これを機会に、改めてふるさと松山の魅力を振り返り、前のみを見つめ、坂の上の青い天に輝く一いち朶だの白い雲を目指した若者たちのように、市民の皆さんが夢や希望を抱き、未来に向かって挑戦し続けるまちづくりを目指していきます。 さらに、来年、松山市は市制施行130周年の節目を迎えます。松山市がこうした記念すべき年を迎えられるのは、これまで皆様に支えていただいたからにほかなりません。今後も、愛媛大学法文学部が持つ様々な技術や知的財産、人的ネットワークなどで御支援いただき、まちづくりの良きパートナーとして、一緒に持続的な発展を目指していきたいと思いますので、どうか引き続きよろしくお願いいたします。 結びに、愛媛大学法文学部のますますの御発展と、皆様の御健勝、御多幸を心からお祈り申し上げ、お祝いの言葉とします。昭和43年に松山城長者ケ平に設置された第1号俳句ポスト平成29年12月26日に実施した「道後温泉別館 飛鳥乃湯泉」グランドオープン記念イベントでは、餅まきや墨絵ライブパフォーマンスなどを行った

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