愛媛大学法文学部 創立50周年記念誌
13/192

13Ehime University Faculty of Law and Letters 50th 法文学部創立50周年、誠におめでとうございます。この記念の年に後援会長を拝命し、こうして記念誌に挨拶を掲載していただくことになろうとは。大変ありがたく光栄に存じます。 私も法文学部のOBですが、私が在学していたときは法学科、経済学科、文学科の3学科で、ひたすら学内での勉学に勤しみ、外部との交流はなかったように思います。 久しぶりに法文学部に足を踏み入れると、「企業システム」、「リージョナルスタディ」、「観光まちづくり」など聞き慣れない様々な履修コースがあることに驚き、また、それも2016年度から改組・改変されると聞き、社会のニーズに応じて絶えず変革をしていることを知りました。海外留学や就職への支援も手厚くなっており、隔世の感を強くした次第です。 話変わって、私は愛媛県職員をしておりますが、愛媛県庁には法文学部を中心とした愛媛大学出身者からなる「県庁いてふ会」という組織があり、年1回、総会・懇親会を開催し、会員間の絆を深めております。「県庁いてふ会」には、尊敬できる先輩や気の置けない友人がいるのはもちろんですが、毎年、前途有望な新人の入会があり、会員の一番の喜びとなっています。また、近年はインターンシップの学生と仕事をする機会があり、法文学部の後輩を目にすると、同じ道を目指してくれていることをうれしく、頼もしく思います。さらに、近年は大学や学生との協働事業等もあり、若くて斬新な発想を施策にも取り入れています。愛媛県庁にとって愛媛大学(とりわけ法文学部)は、人材・施策の提供源、協働のパートナーとして重要な存在であり、その関係は今後益々強くなっていくことでしょう。 50周年、自分の年齢に近いこともあり、決して長い歴史とは思いません。これからも地域に根差した研究や産官との交流を深めながら、地域の発展に貢献していただき、100年、150年と歴史を刻んでいくことを期待しております。後援会も法文学部の成長・発展をサポート、バックアップをしていきたいと考えておりますので、皆様のご支援、ご協力をお願いいたします。 未来へはばたけ! 法文学部。創立50周年に寄せて ~未来へはばたけ!法文学部~法文学部後援会長 太田 洋一郎

元のページ  ../index.html#13

このブックを見る