愛媛大学法文学部 創立50周年記念誌
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147Ehime University Faculty of Law and Letters 50thます。高津(鹿) 全然違います。特に高校生に対しては高校教員の推薦というのがものすごく大きな力を持っています。今回、外部に依頼した中で、ホームページよりも教員のアドバイスを聞く方が高い影響力を持っているということが明らかに出ています。徳田(愛) うちでも何とか……。トップに提案することが必要かもしれませんね。松本(司) 教育・学生支援機構、それからアドミッションセンターでは、不当に高校教員からの評価が低いという意識は強く持っているはずですが、どうすればいいのかということが分からない。高津(鹿) 鹿児島大学のアドミッションセンターの担当者は、県下を丁寧に回って需要を掘り起こし、パンフレットを配り、頻繁に変更の生じる受験制度を丁寧に説明する機会を作っています。徳田(愛) おそらく、大学の教職員ではないということが大きいですね。すなわち大学卒業後の将来像を提示する際に、大学内の職員よりも学外、特に専門分野に対応していたという信用があるのかなと思いますね。高津(鹿) 引き抜かないでくださいね(笑)。松本(司) そうか、引き抜くという方法がありましたね(笑)。徳田(愛) 愛媛大学の先生方も、あらゆる分野で、かなり地元の高校に対してのご努力はして頂いていますが、なかなか数字に出てこない。そこがすごく問題です。ご意見いただき、ありがとうございました。総合学部としてのカリキュラムの保証梶原(愛) 愛媛大学の教員は、1学科になって、社会科学系と人文系の教員が1つの所帯で暮らすことになったのですが、高津先生のお話を伺った時に、出口としては専門教育をあまり意識していなくて、法律系の学生が人文系を学んだり、文学系の学生が法律を学んだりす(左から)中川未来愛媛大学法文学部講師、梶原克彦同法文学部准教授、秋山英治同法文学部准教授、徳田明仁愛媛大学ミュージアム准教授、岡部雅人同法文学部准教授

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