愛媛大学法文学部 創立50周年記念誌
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188編集後記 『愛媛大学法文学部創立五十周年記念誌』(以下『記念誌』と略記)の編纂は、「創立50周年記念事業」の一つとして進められてきた。その編集は「法文学部創立50周年記念事業実施委員会」において審議されてきたため、本書は同委員会に関わった者によって直接・間接的に作り上げられたといえる。 法文学部が2018(平成30)年4月に創立50周年を迎えるにあたり、「法文学部創立50周年記念行事等検討ワーキンググループ」(以下WGと略記)が設置されることになり、松本長彦教授を座長として秋山英治、岡部雅人、梶原を委員として、初会合を持ったのが2016年11月30日のことであった。この構成員に加えて、アドバイザーとして愛媛大学ミュージアムの徳田明仁准教授をお迎えし、事務担当として法文学部事務課総務チームの長野拓、法文学部同窓会から久保泰敏の両氏に御同席いただき、本WGは50周年記念式典の内容や記念品の選定作業などについて話し合ってきた。記念事業にはWGの議論だけでなく、初期の段階では法文学部学生サークル「ドットコム」の八塚琴音、秋山実穂、越智佳乃子の各氏の参加や、2017年10月11日からの「学生アンバサダー」会議の実施により、法文学部マスコットキャラクターの選定などについて学生諸君の意見も取り入れられた。 『記念誌』の発行については、2017(平成29)年6月14日の運営協議会での承認を経て、同年7月15日に「法文学部創立50周年記念誌編集委員会」が同WGと合同で初会合を持ち、中川未来が編集委員としてWGに加わることになった。2018年2月からは岡部の在外研修に伴い三宅裕樹が新たにWGの一員となった。その後、平成30年4月27日よりWGは名称を「法文学部創立50周年記念事業実施委員会」と改め、ほぼ週一回のペースで会合を重ね、『記念誌』の作成を進めてきた。編集作業の中心は中川がこれを担い、資料編の作成や全体を取りまとめ、松本、秋山、梶原は略史を分担執筆した。略史の執筆には『愛媛大学五十年史』を参考にし、大学本部所蔵の五十年史編纂関連史料を利用すると共に、1996年以降に関しては法文学部の改組資料や学報、新聞や大学のインターネットサイトなどを活用し、本学部の50年に至る歩みを客観的なデータと合わせて描くことに努めた。 こうして刊行に漕ぎつけることができたが、本書が成るにあたっては多くの方々のご協力を賜った。写真の選定や地図の作成について徳田准教授にご助力いただき、本書のレイアウトなど全般的な作業ではアマノ印刷の鳥生勉歳氏(文学科卒)にお世話になった。かつて在職した教職員の方々や卒業生の方々には数々の思い出やエピソードをしたためていただき、法文学部の過去と現在をつなぐべく、略史や資料などの内容に具体的なイメージと彩を加えることが出来た。さらに県内の各界の方々からもご寄稿いただき、

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