法文学部は、グローバル化した現代社会において、グローカル・マインド(glocal mind)(世界と自分が生きている地域とを有機的全体と捉え、地域の問題と世界全体の問題とを連関させてその解決策を考えようとする心の在り方)をもって新たな文化・社会の在り方を構想し、その実現に寄与するために生涯にわたって学び続け、学びの成果を行動に移すことができる、人文社会諸科学の知識を基盤とした幅広い教養と実践的能力(実践知)を有する、汎用的能力の高いグローバル人材を育成することを目的とします。したがって法文学部を卒業する学生には、以下のような能力や資質を身につけていることが要求されます。

アドミッション・ポリシー(学生受け入れの方針、入学時に問われる能力)

  1. 知識・理解
  2. 高等学校で学習する国語、外国語、地理歴史、公民、数学、理科などについて、高等学校卒業相当の知識と技能を有している。
  3. 思考・判断
  4. 物事を多面的に考察し、自分の考えをまとめることができる。
  5. 興味・関心・意欲、態度
  6. 人間及び人間の創り出した文化や現実の社会から提起される諸問題に興味関心を持ち、それを大学における勉学を通じて追求し、勉学の成果をグローバル化した現代社会に活かしたいと考えている。
  7. 技能・表現
  8. 所与の問題について、自分の考えを日本語でわかりやすく表現できる。

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針、カリキュラムの特徴・特色)

  • 学位授与方針を実現するために、共通教育においては、全学の教育方針に従って、汎用的能力と語学力の基礎及びスタディスキルとソーシャルスキルの基礎を身につける科目を履修させるとともに、幅広く教養教育科目を履修させることによって、大学における学びの基礎と幅広い教養を身につけさせます。
  • その基礎の上に、専門入門科目として、人文社会諸科学に関する基礎知識を修得させる科目、日本文化及び現代日本に関する科目、日本語の十分な運用能力を涵養する科目を配置します。
  • 専門の履修コースとして、各学生に専攻分野を中心とする専門科目(【専門基盤科目群】【専門展開科目群】【演習科目群】)を体系的に履修させ、さらに、学びの成果を社会に活かす実践知を涵養する科目として、アクティブ・ラーニングの手法を全面的に取り入れた【実践科目群】を設定します。またさらに、学生個々の興味関心にしたがって自由に学びを広げたり深めたりすることができる【自由選択】を設定します。

ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針、卒業時に必ず身につける能力)

  1. 知識・理解
  2. 幅広い教養と人文社会諸科学の基本的な知識を身につけている。
  3. 人文社会諸科学のいずれかの分野の専門的知識と技能を身につけている。
  4. 思考・判断
  5. 人間・文化・社会の在り方について、グローカル・マインドに立脚した多角的な視点から、論理的にかつ客観的に分析し考察することができる。
  6. 課題を自ら設定し、それぞれの学問領域の研究手法に即してその解決策を考えることができる。
  7. 興味・関心・意欲、態度
  8. つねに学び続け、身につけた知識・技能を活かしてグローバル化した現代社会に貢献しようとする意欲をもっている。
  9. グローバル化した現代社会において、様々な人と協働することができる。
  10. 技能・表現
  11. 必要な情報を幅広く収集し、的確に整理・分析することができる。
  12. グローバル化した現代社会において活躍できる、的確なコミュニケーション能力をもっている。

各コースの教育方針