ま行

MARX Edward准教授

マークス エドワード / MARX Edward Daniel

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専門分野:英米文化

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教員からのメッセージ
 Studying literature and language, we can explore other cultures, not only those of the present day, but also of the past. I am especially interested in writers who have used the English language to explore other cultures, whether they are writers from Western countries writing about experiences in distant places, or writers from non‒Western countries contributing new ideas and forms of expression to the English language. English has become a global language that belongs to no single country. It is a language not only of great literature, but of every type of writing, film, popular music, and many other cultural forms. I hope there's something in it to interest everyone.

槙林 啓介准教授

まきばやし けいすけ / MAKIBAYASHI Keisuke

専門分野:考古学

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教員からのメッセージ
 なぜ,私たちは日本に住んでいるのでしょうか?日本の歴史,日本の文化,・・は,私たちとどんな関係があるのでしょうか?そして,そのことを考えたり,表現したりしたいとなぜ思っているのでしょうか?
 歴史学や考古学は,過去を復元し知ることだけで完結しているわけでありません。また,学問世界のみで評価されるものでもありません。私たちひとりひとりの世界や私たちが生きる社会で,どんな世界を築いていきたいのか,そのために必要な思考と活動です。
 ところで,その日本は東アジアの様々な国や地域の人々や社会と関わってきたことは言うまでもありません。しかし,例えば,中国のことをどれくらい知っているでしょうか?中国と一言で言っても,実際は多様な地域社会とその文化,そして歴史が存在しています。それだけでなく,日本との関わりにおいても,歴史的に中国-日本という一対一の関係ではありません。
 これからは,中国地域の多様で多元的な社会とその歴史を知ることが求められるのではないでしょうか。そして,様々な角度から東アジア世界を見ることができるようになることは,今後私たちが歩んでいくときにさらに必要になってくると思います。現在の見方を常に打ち破り更新していくために,自分の視野・視点をいつも広く持っておきたいものです。

松井 隆幸教授

まつい たかゆき / MATSUI Takayuki

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専門分野:国際貿易論

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教員からのメッセージ
 歴史と文化の町,ここ松山に平成11年より前勤務先の福岡大学から単身で赴任して参りました。当初は縁もゆかりもなかった松山の地でしたが,いつしか年月は流れて今日に至りました。おそらく居心地が良かったのでしょうね。おかげさまで,今では週に2~3回は松山城に登城し鋭気を養う日々を過ごしています。
 さて私は,このように恵まれた環境の中で,これまで主として2つの研究テーマに取り組んできました。一つは,欧州諸国の通商政策に関する研究です。これは,第一次世界大戦と第二次世界大戦の戦間期に欧州を舞台に展開された欧州列強による市場分割と第二次大戦後に二つに分断された東西欧州市場の統合の歩みを中心とした通商政策の史的分析です。もう一つは,中・東欧諸国の貿易と技術に関する研究です。これは,西側先進諸国と旧社会主義諸国との技術水準の比較分析と西側先進諸国から導入された外国技術の役割及び東欧諸国における国内の研究開発(R&D)に関する分析です。またゼミでは,これまで環境にまつわる諸問題について取組んできました。
 私のモットーは,「やさしく教え,採点は厳しく」です。学生諸君にいちばん嫌がられるタイプかも知れませんね。そこで好奇心旺盛なみなさん,どうぞ学生時代にいろんなことにチャレンジしてみてください。人は,とかく早く成果をあげたがるものですが,ここは焦らず腐らず諦めず「三歩前進,二歩後退」ぐらいの気持で一歩一歩確実に歩み続けて欲しいと思います。もっとも二歩進んで三歩下がるのはちょっといただけませんがね。談

松原 英世教授

まつばら ひでよ / MATSUBARA Hideyo

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専門分野:刑事法

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教員からのメッセージ
「犯罪」対策の意味やあり方について研究しているようです。興味や関心のおもむくままに論文を書いてきましたが、ふりかえってみるとそのようにまとめることができると思います。この先どこに向かうのか、今のやり方でいいのかについてはよくわかりません。専門は刑事法ということにしていますが、大学院進学以来ずっとアイデンティティ・クライシスに悩まされています。なので、研究だけでなく、講義についても、戸惑いながら、ためらいながら取り組んでいます。負けおしみかもしれませんが、迷いのない研究、迷いのない講義もそれはそれで問題ではないかとも思っています。愛媛大学では刑事政策、犯罪学を主に担当していますので(よそでは、刑法や経済刑法を講じたりもしています)、関心のある方は受講してみてください。

松本 長彦教授

まつもと おさひこ / MATSUMOTO Osahiko

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専門分野:哲学

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教員からのメッセージ
 「私」とは何でしようか。なぜ私は生きているのでしょうか。なぜ目の前にあるこの小冊子が「ある」と言えるのでしょうか。なぜ私たちは善いことをすべきであって,悪いことをしてはいけないのでしょうか。私たちにとって「世界」とは何でしょうか。どのようにして私たちは世界について知識を獲得し,それを正しいものとして認めることができるのでしょう。そもそも私たちが何事かを知るとはどういうことでしょうか。このような問いは,私たちが生きている以上必ず一度は心に浮かぶ問いでしょう。「哲学」とは,このような問いをごまかすことなく真正面から問いとして立て,それに対して論理的に筋の通った答えを与えようとする学的な試みです。
 授業では主にヨーロッパ近代の哲学思想を取り上げています。それは,現代に生きる私たちが個人や社会や国家さらには世界全体の在り方を理解しまた構想して行く上で,近代ヨーロッパという,時代的地域的には特殊性を免れない哲学思想が,同時に,人間が存在する以上必ず直面する諸問題に一つの解答を与えており,その意味で普遍的な性格をもつと考えるからです。このような見通しの下に,現在のところ私は,デカルトやロックといった哲学者達の認識論及び意識論を検討しながら,これを18世紀後半のドイツの哲学者カントの哲学に収斂させ,カントの超越論的哲学を手引として,知の普遍的基礎づけ(同時に存在の基礎づけ)を試みることを主な研究テーマにしています。しかし,概論授業では,このテーマだけにとらわれることなく,できるだけ哲学の一般的諸問題を紹介し考察するようにしていますので,ご安心下さい。
 ところで,諸君は私の仕事は諸君に哲学という学問を「教える」ことだと期待してくれるかも知れませんが,私にはそんな大それたことはできません。カントも「哲学を学ぶことはできない,学びうるのは哲学すること(philosophieren)だけである」と言っています。これは哲学に限らず,大学に於ける学問一般について言えることでしょうが,私たち教員の仕事は,学生諸君が自主的に行う学問の手助けをすることだと私は考えています。私の場合は,諸君より少し長く哲学を勉強してきた先輩として,諸君が「哲学する」ことに意義と楽しさとを見つけ出すためのお手伝いをしたいと思っています。

松本 浩平教授

まつもと こうへい / MATSUMOTO Kohei

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専門分野:民法

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教員からのメッセージ
 大学1年の時,はじめて受講した民法の講義は,大講義室にもかかわらず,マイクを通すことなく,最高裁判所の判決(判例)について朗々と語られる先生の姿と相俟って,たいへん興味深く心に残りました。その後,この講義を担当された先生のゼミに加えていただき,以来,民法の研究・教育に携わってきました。
 民法は,私たちにとって身近なものだと言われます。実際,「民法」という法律を眺めてみると,それは,私たちがこの世に生まれてから,人生を終えるまで(ときには,出生の前やこの世を去った後も)関わりを持つものであることがうかがえます。普段はあまり意識することはありませんが,日常生活と深く関わっているのです。
 学生の皆さんに,民法についての具体的なイメージを尋ねると,物の売買や,金銭の貸し借り,アパートの賃貸借などの「契約」や,「結婚」,「離婚」,そして「相続」などといった例が多く挙がります。
 民法は,こうした事柄について問題や紛争が生じたとき,それを解決する基本的な基準としての役割を担っています。そしてまた,私たちが自らの意思で自己の財産関係や身分関係を形成して行くについて,その法的な基礎となっている重要な法分野なのです。
 ところで,民法は私たちにとって身近な存在だと先に書きましたが,身近であることは必ずしも学ぶに容易であることを意味しません。民法は市民生活に関わる広範な事柄を対象とする体系的な規範です。そのため,学修には少なからず時間と根気を要します。また,技術的,専門的なところも避けられません。一例ですが,「危険負担における債権者主義と債務者主義」と言われても,一般には理解不能といったところでしょう。こうした専門的な用語や概念,制度などを,その具体的な内容とともに理解し,用いることが時には必要となります。
 このような民法について,興味,関心をもたれた方は,是非,ゼミに参加し,メンバーと一緒に理解を深めてもらいたいと思います。恩師とは違い,授業ではマイクを使ってたどたどしく民法の解説をしておりますが,微力ながらみなさんの学修の役に立てればいいなと考えています。

三上 了准教授

みかみ さとる / MIKAMI Satoru

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専門分野:国際協力論

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教員からのメッセージ
 人生は確率変数です。数ある潜在的な可能性の中で,どれが現実として出現するか,それは多かれ少なかれ偶然に支配されます。例えば,いつどこで生まれるか,学ぶか,働くか,死ぬか,すべては確率変数です。もちろん構造的制約や経路依存性により確率分布の形状は異なるでしょう。しかし,一瞬一瞬に偶発的要素が介在していることは確かだと思います。私は人生の一瞬一瞬を支配していた確率分布に思いをはせつつ,たまたま生起した現実を受け入れ,大切にすることをモットーにしています。
 さて,私は現在,主として開発援助政策の国際比較を行っています。これ自体も確率変数ですが,どのような政策がいつ行われるのか,ということも確率変数です。そしてその政策によって,誰がどのような影響を受けるのか,ということもまた確率変数です。しかし制度や政策は一斉に多くの人に影響を与えることが多く,上記のように影響の受け方は決して一様ではないとしても,ある種の傾向をもつことも事実です。私は制度や政策が説明責任を果たすためには,その平均的な効果を統計学等の科学的手法で明らかにしなければならないと思っています。
 と同時に,全体の中に含まれた一つの事例に注目することの重要性も認識しています。回帰モデルの想定によくあてはまるとしても,あてはまらないにしても,当事者にとっては実現値がすべてだからです。蓋然性は,個々の結果に責任を持ちません。私はその一つ一つの真実も知りたいと思っています。
 確率分布を俯瞰しつつ,個々の事例が,あるいは自分自身が,確率分布のどこに位置づけられるのか把握することは,ときに哀しく,もどかしく,そして興味深くもあります。学生の皆さんには,研究テーマに関わらず,しっかりとした方法論を身につけてもらいたいと考えています。

水野 卓講師

みずの たく / MIZUNO Taku

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専門分野:アジア史

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教員からのメッセージ
 古代中国と聞いて,みなさんの頭には何が思い浮かびますか。高校時代に世界史や漢文が好きだった人は,秦の始皇帝・項羽・劉邦といった歴史上の人物とか,殷・周・秦・漢といった王朝の名前を思い出す人もいることでしょう。あるいは,マンガ好きな人であれば『キングダム』のストーリーを,ゲーム好きな人であれば「三國無双」の世界を思い浮かべる人もいるのではないでしょうか。
 その『キングダム』が描く春秋戦国時代や,「三國無双」の舞台である三国志の世界は,漫画家やゲームクリエーターが想像で創り上げているわけではなく,当時のことを記した書物を手掛かりに創り出しているはずなのです。例えば,中国古代の有名な歴史書である司馬遷の『史記』や春秋時代の説話が数多く記されている『春秋左氏伝』,諸子百家の思想が記された『論語』『孟子』などを読むことによって,私たちは当時がいかなる世界であったのかを知ることができるのです。
 歴史を学ぶ上で歴史資料を読むことは必要不可欠であり,中国古代史であれば,それは『史記』などの古典文献に書かれた内容を漢文で読むということになります。つまり,漢文によって歴史資料を読み込み,その資料に基づいて古代中国がいかなる世界であったのかを探ること,そこに中国古代史を学ぶうえでの「面白さ」があると言えるでしょう。
 中国古代史の勉強が社会に出た時に直接役立つわけではありませんが,歴史家E・H・カーの「歴史は現在と過去との対話である」という言葉にも示されているように,古代中国の歴史を学ぶことで,現代中国を理解する際の手助けになるかもしれません。また,古典文献に記された「故事成語」などを知っておくことも,社会人の「一般教養」として,どこかで役に立つはずです。魅力あふれる中国古代史を一緒に学んでみましょう。

光信 一宏教授

みつのぶ かずひろ / MITSUNOBU Kazuhiro

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専門分野:憲法

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教員からのメッセージ
 日本国憲法は全部で103の条文で構成されていますが,その中で最も大切な条文を1つだけ挙げるとしたら,皆さんは何を挙げますか?戦力の不保持をうたう9条でしょうか?それとも国民主権原理を定める1条でしょうか?もちろん唯一の正解はありませんが,憲法学者の多くが13条だと答えるはずです。13条には,「すべて国民は,個人として尊重される。(略)」と書かれており,これを個人主義といいます。個人主義とは,「人間社会における価値の根元が個々の人間にあるとし,何よりも先に個人を尊重しようとする原理」(美濃部達吉の弟子であった宮沢俊義の言葉)のことで,人種や民族といった個人を超越する全体のために個人を犠牲にしてかえりみない全体主義(ナチス・ドイツの下で,600万人ものユダヤ人がただ単にユダヤ人であるというだけで虐殺された事実を思い起こしてください)を断固として拒否します。要するに,日本国憲法の究極の目標は一人一人の人間を自主的な人格として平等に尊重する社会,すなわち基本的人権の保障が十二分に確立された社会の実現だといってよいでしょう。しかし世の中を見渡しますと,冤罪・不当逮捕や社会的弱者に対する様々な差別をはじめ,個人の基本的人権が国家権力や他の私人によって侵害される事例は枚挙にいとまがありません。皆さんには,憲法人権論を学んで,日本国憲法が理想とする個人主義社会の実現に向け,理不尽にも差別され人間としての尊厳を踏みにじられた人々の心の痛みを共有できる感性と,冷静に筋道を立てて論理的に考えることができる理性的能力とをぜひ身につけていただきたいと思います。

三宅 裕樹講師

みやけ ひろき / MIYAKE Hiroki

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専門分野:財政学

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教員からのメッセージ
 生まれ・育ちともに京都の人間です。2015年4月に着任しました。
 本学部では少数派となる経済系教員として、財政学関連の講義を担当しています。私たちが安心して豊かに暮らせる経済・社会のために、政府はどのような役割を果たすべきか、果たせるのか、そして現実に果たしているのか、を考える分野です。社会保障や教育といった公共サービス、消費税やタックスヘイブンといった税金、地方自治体の役割などが、典型的なテーマとなります。
 もっとも、研究では、こうした財政学の通常の範疇からは少しはみ出して、金融論の分野とも重なり合う「政府と金融市場の関係のあり方」という課題に取り組んでいます。経済の自由化・グローバル化が急速に進む中で、金融市場の影響力は日に日に大きくなっています。他方、特にわが国の政府は約1,000兆円と莫大な借金(債務)を抱え、金融市場への依存をますます強めています。金融市場との向き合い方を一歩間違えれば、ギリシャなどのように政府の財政運営は立ち行かなくなり、国民が路頭に迷うことにもなりかねません。そうした最悪の事態を回避するためにも、国債・地方債・財投機関債といった政府債務の問題に、狭い枠組みに縛られず多角的な視点から考えていくことが重要と考えています。こうした問題意識や研究成果は、講義にも随時反映させています。私のウェブサイト(http://www.mcnnns77.net)も、よろしければご参照下さい。
 ご関心のある方は、どうぞ気軽にお声掛け下さい。研究室へのお越しもお待ちしています。阪神ファンやアメフト(NFL)ファン、そして何より森高ファンは、特に大歓迎です。