吉田 広准教授

よしだ ひろし / YOSHIDA Hiroshi

専門分野:考古学
教員からのメッセージ
 私はいまミュージアムにいて、いろいろなものに囲まれています。ミュージアムの展示はもう見たでしょうか。きれいなもの、おもしろそうなもの、むずかしそうなもの。さっと駆け足で通り過ぎてしまうと、そんな感想が多いことでしょう。大学生活もそんな風に漠然と過ごしていませんか。でも、ミュージアムの展示に多くの研究成果が詰め込まれているのを見過ごしてしまっているように、大学での日常生活の中にも、少し見方を変えれば、思いがけず新しい発見があるはずです。様々にものごとを見る、実はこれが学ぶことの第一歩ですし、ミュージアムもそのように見てもらうための施設です。
 私が専門としている考古学は、遺跡・遺構・遺物といった、もの言わぬ「モノ」を相手にします。見えない・話してくれない「過去の」他人に、「モノ」を通して向き合うわけです。そのためには、現在においても、様々にものごとを見ていくことが必要です。そして、ものごとの背後に人の息づかいを感じなければなりません。だから何気ない日常にこそ、学びのヒントは隠されているのです。
 まずは好奇の眼差しをあらゆるものごとに、そして人に向けてみてください。とりわけ、ネットを介したデータだけで見ようとせず、生身のものごとにこそ、生身のあなたの目を向けてみて下さい。その先に、自ら進む道が見えてくるはずです。
 そうした道のりを経て、学びに向かってくれることを待っています。そして全力で手伝いましょう。