中西 泰造准教授

なかにし たいぞう / NAKANISHI Taizo

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専門分野:経済政策
教員からのメッセージ
 ゼミをやるときに,こんなメッセージを聞いてもらっています。
 震災と原発事故で傷ついた社会にあって,私たちはどのようにして自分たちの未来を…未来があればですが…なんとか切り開いていくことができるのでしょうか。集団的自衛権の行使容認を始め,海外で戦争をするための準備がどんどん進んでいます。憲法はただの紙切れになりかかっており,戦後これまでも,政府にとっては紙切れ扱いでしかなかったことが明らかにされています。
 自分はどうにかしたいと思っていることがあれば言ってみましょう。人の話を真剣に聞いてみましょう。あるテーマをしぼって学ぶ仲間をつくり,真摯に現実に向き合って,自分の考えを練りあげましょう。学ぶ仲間を作って相互に支えあうのがゼミナールです。楽しいことばかりじゃないですが,がんばってやりましょう。

【OBからのメッセージ】社会にでて働きだして丸3年が過ぎました。仕事にはやりがいを感じており日々頑張って過ごしております。でも,やっぱりほっとする時は家に帰ったときです。家族の笑顔を見るたびに幸せを感じます。でも現在の日本の国会をみてみると,そんな家族の笑顔がいずれ失われるんじゃないかと不安になるような法案が次々と飛び出しています。世の中には本音と建前があります。今目の前にある現実が過去の教訓が生かされ,未来に何を残すのか,それをしっかり見定めることが必要な時代となりました。
 私たちのゼミでは,そんな社会問題に目を向け,人生の軸となる考え方を仲間と見つけることができました。皆さんも,これなんか違和感あるな,納得いかねーというちょっとした疑問を大事にして学びの芽を育てていってください。共に頑張って生きていきましょう。

【お願い】ゼミの中で困っている人がいればいろいろ相談して助け合ってください。いじめをしたりされたり,いやがらせをしたりされたりしたらいかんよ。何かいいことをしてもらったら感謝してみてください。勉強がうまくいかないようなら,皆で知恵を出し合ってなんとかなるようにしてください。不器用でもこつこつやる姿勢を評価してください。勉強に時間をかけてください。自分のいたらなさにも忍耐しながら,こつこつやっていきましょう。